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【伊勢志摩サミット】伊勢神宮の内宮(皇大神宮)には、天照大御神。外宮(豊受大神宮)には、豊受大御神が祭られています。

2016.05.26 23:44

伊勢志摩サミットで、

G7首脳を迎えた伊勢神宮。

知っているようで、知らないのでおさらいを。


伊勢神宮

には、太陽を神格化した天照坐皇大御神(天照大御神)を祀る皇大神宮と、

衣食住の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮の二つの正宮があり、

一般に皇大神宮は内宮(ないくう)、豊受大神宮は外宮(げくう)と呼ばれる。


内宮と外宮は離れているため、観光で内宮のみ参拝の人が多いが、

まず外宮を参拝してから内宮に参拝するのが正しいとされている。


広義には、別宮(べつぐう)、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)、所管社(しょかんしゃ)を含めた、合計125の社宮を「神宮」と総称する。


この場合、所在地は三重県内の4市2郡に分布する。


伊勢神宮は皇室の氏神である天照坐皇大御神を祀るため、

歴史的に皇室・朝廷の権威との結びつきが強く。


現代でも内閣総理大臣及び農林水産大臣が年始に参拝することが慣例となっている。

また、20年に一度行われる式年遷宮は、国民的関心を集める。


天照大神

とは、


天照大神(あまてらすおおみかみ)は、日本神話に登場する神。

皇室の祖神で、日本国民の総氏神とされる。

『延喜式』では自然神として神社などに祀られた場合の「天照」は

「あまてる」と称されている。

天岩戸の神隠れで有名であり、記紀によれば太陽を神格化した神であり、

皇室の祖神(皇祖神)の一柱とされる。

鎮座している場所としては伊勢神宮が特に有名。


天照大神の神話

昔、伊弉諾神(いざなぎのかみ)が宮崎県の川の河口付近で禊(みそぎ)を

した時に、左目を洗うと天照大神が、右目を洗うと月読神(つくよみのかみ)、

そして鼻を洗うと素戔嗚神(すさのおのかみ)が生まれました。

この三神を「三貴子」(さんきし)と言います。

天照大神は太陽の神様で高天原(たかまがはら)の主宰者。

伊勢神宮にお祭りされています。

月読神は月の神様で、出羽三山などにお祭りされています。

素戔嗚神は根国(ねのくに)にいる神様で、京都の八坂神社などの祇園社や

関東の氷川神社などでお祭りされています。


天照大神の神話で有名なのは天岩戸(あまのいわと)神話でしょう。

弟の素戔嗚神があまりにも乱暴を働いたため、

最初はそれをかばっていた天照大神も、ついには怒り、

岩戸の中に閉じこもってしまいます。


太陽の神様が隠れてしまうと、

世の中真っ暗闇になってしまいました。

困った神様達は相談して、岩戸の前に大きな鏡を下げ、

その前で宴会を開いて、

天宇受売神(あめのうずめのかみ)が楽しそうに踊り始めました。


それを見た神様たちが大笑いした時、

不審に思った天照大神が細く戸を開けて様子をうかがいます。


「私が隠れて困っているかと思ったら宇受売は踊っているし、

神々は笑っている。これはどうしたことか?」と聞きます。


すると神たちは「あなた様よりもっと貴い神様がおいでになったので、

みな歓迎しております」と言って、

鏡をその天照大神の方向に向けました。


そこには当然天照大神の姿が映りますが、

細い隙間からはよく見えなかったので、よく見ようと、

戸をもう少し開けました。


そこに手力男神(たぢからおのかみ)が手を入れて腕をつかみぐいと外へ引き出し、

布刀玉神(ふとだまのかみ)が後ろに注連縄を張って中に戻れないようにしてしまいました。


かくして世界に光が蘇りました。