「宇田川源流 日本万歳!」 日本の技術を合わせた「ヒノキマスク」は鉋屑という捨ててしまう場所を使った日本の心の詰まった商品
「宇田川源流 日本万歳!」 日本の技術を合わせた「ヒノキマスク」は鉋屑という捨ててしまう場所を使った日本の心の詰まった商品
毎週月曜日は「日本万歳!」。日本のすばらしさを再確認して、自分たちの良さを感がてみる。そして日本人としての誇りを取り戻し、そして、日本人として自信を持ってい習慣仕事をしていただきたいと考えているのである。
土曜日、日曜日と毎週休みがあって、なんとなく羽を伸ばした後、また一週間仕事をしなければならないということになってしまい、そのことから、月曜日というのは何かというと自信を失いがちなものである。その失われた自信をどのように復活させるのかということなのであるが、実際には「気」は「気」で解決するしかない。
実際には、景気というのも「気」の問題である。数字がどうこう言っている話ではなく、その状況を「足ることを知る」という人はそれで満足することになるし、そうでない場合はそうではない状況になってしまうのである。
そのように考えると、「気」を養うことというのはかなり重要な要素ということになるのではなかろうか。そのために、このブログが一助となってくれればよいのではないか。
さて、今回は日本の自然と日本の技術、そして日本の「ゴミ」に対する考え方である。
日本人の勤勉さやまじめさ、そして、技術の確かさに関しては、今まで見何回も書いてきている。様々な国が何かを言っても、その部分は紛れもなく、日本は世界で最も高いところにいるといってよい。
数年前に「MOTTAINAI(もったいない)」という言葉が世界を席巻し、日本の文化として「再利用などを促してごみを減らす」もう少し言えば「資源を使わない」ということのキャンペーンを行っていた。そのキャンペーンで世界の様々なところがそのような感覚を持っていたと思う。
日本のすごいところは、「コロナウイルスの渦中でMOTTAINAIが融合する」というところなのである。
奈良・吉野産のヒノキマスク人気 江藤農水相が着用
奈良県吉野町の集成材メーカー「南都木材産業」が、地元産ヒノキのかんなくずを素材とする「吉野ひのきマスク」を開発し、評判を呼んでいる。
江藤拓農林水産相が記者会見で着けたことで知名度がアップ。注文が殺到しているといい、福田富夫社長(64)は「木目が詰まった吉野ヒノキのしなやかな着け心地と豊かな香りを楽しんでほしい」とアピールしている。
福田社長が木製マスクを試作したのは、新型コロナウイルスの感染拡大でマスク不足が深刻になった2月ごろ。「心地良かったのでしばらく着けていたら、花粉症も楽になった気がした」。さらに試行錯誤を重ね、商品化にこぎつけた。
かんなくずは0・01ミリと極薄だが、木目が詰まった樹齢約100年のヒノキを使っており、しなやかで破れにくいのが特徴だ。
顔の形にフィットするように手作業で折り曲げ、タック入りの立体マスクに成型。ゴムひもの長さは、ヒノキのビーズで調整できるよう工夫されている。紙や布と違って空気を透過しないが、マスクの内側に空間が確保されるため、息苦しさはない。アルコールで除菌すれば繰り返し使用できるという。
江藤氏は5日、閣議後の記者会見で吉野ひのきマスクを着用。奈良県選出の高市早苗総務相から贈られたという。福田社長は「ヒノキは消臭、抗菌、リラックス効果があり、マスクにぴったり。使えば使うほど艶も出ます」とこれを機会に吉野材もPRしている。
3枚セット1650円。インターネットで販売している。問い合わせは南都木材産業(0746・32・8409)。
2020年6月17日 20時2分 産経新聞
https://news.livedoor.com/article/detail/18432180/
奈良県吉野は「吉野ヒノキ」で有名である。温泉などに行っても「檜風呂」といえば、一つの売りである。檜には、何か効用もあるということが言われているが、それ以上に檜にある独特の木のぬくもりと、そして、檜の香りがあり、ふろに入っていても、石造りやユニットバスなどの機械的なものよりは、はるかにリラックス効果がある。それだけではなく、ヒノキは、すぐにコケやカビが生えてしまう。檜風呂を謡っているところはあっても、その檜が黒ずんでいたり、あるいは檜の継ぎ目などが何かぬるぬるしてしまっていたりして、気持ちが悪くなる時がある。檜そのものの良さを出すためには、ヒノキの風呂を毎日手入れしなければならない。もっと言えば、「檜は風呂になっても生きている」ので会って「毎日手をかけなければ死んでしまう」のである。
風呂・温泉が好きなので、なんとなくうるさく言ってしまったが、その檜そのものの、すばらしさは、好きな人にしかわからないのかもしれない。私は常に欧米廃止の文化であり、日本は木と神の文化であるといっている。風呂も、そして、家も、檜などの木材を使うことによって、生きている家に人が住むことができるようになっている。その生きている家に住むことによって、人間は人間同士だけではなく道具や家などからも成長を感じることができるのではないか。
さて、そのような素晴らしい「木の文化」を使って、「檜の鉋屑」で「マスク」を作ったという。まあ、江藤農水大臣が使っていることがよいか悪いかは私は知ったことではないし、また、そのことが宣伝効果になるかどうかは知らない。しかし、その文化を継承し、コロナウイルス禍の中で、マスクを作るということは素晴らしいし、もっとも日本人らしい話ではないのか。
福田社長は「ヒノキは消臭、抗菌、リラックス効果があり、マスクにぴったり。使えば使うほど艶も出ます」とこれを機会に吉野材もPRしている。<上記より抜粋>
日本人は、便利ということによって、何かマンションなどに鉄と石の文化になってしまっている。しかし、実際に木の文化で生きてきた我々の先祖たちの伝統と文化は、やはり世界からもすばらしさを言われているのであり、なおかつ、その檜のすばらしさこそが、見えてくるのではないか。この檜のマスクを使って、改めて日本人が伝統的に慣れ親しんだ、日本人の良さを感じてみてはいかがであろうか。
日本人で本当に良かった。