(放置してた)メモアプリ『Notion』をブラウザのホームページにしてみた
続かなかったNotionを生き返らせよう
記憶が確かではないが、おそらくこのアプリを見つけたのは半年ほど前で、あまりの機能の多さに「便利そう!」と食いつき、寝るのも惜しんで作り込んだのが最初だったと思う。
文字や画像をただ保存するだけでなくカレンダーやボード、リスト。ページの階層化。まるでサイトを作っている気分だった。
しかし僕はどちらかというとフォーマットの決まったノートやプリントよりも、方眼ノートや白紙のほうが好きだった。
Notionはあまりに多機能すぎた。
同時に僕はEvernoteも使っていた。ただ文字を打ち込むだけ、というシンプルなフォーマットの上に検索機能やリマインダーなどの便利機能があり、僕はこちらの方が向いていたのだ。
何より小説というアイディア勝負なところもあるものを創っている以上、Notionではメモを取るまでに時間がかかりすぎる。
Evernoteならステータスバーから簡易メモを起動させるか、これは悪癖なのだがツイートしておいて後から保存でもいい。
そんなわけで僕はNotionからすっかり離れていた。
アプリこそ消さなかったが目立たないところに置くようになっていた。
一方ブラウザのホームの欠点
僕は昔からFirefoxをPCのブラウザとして使用している。
使い始めた理由はこれまたEvernoteのアドオンのためだったのだが、最近はただの惰性で使い続けている。
ホームはプリセットの「最近閲覧したサイト」の自動表示。
正直とても見づらい。かといって何も手を加えなかった僕も悪いのだが、自分のサイトであるここですらサイドバーのお気に入りから飛ぶか、酷いときは検索した方が速いことすらあった。
よく訪問するサイトもブクマではなく覚えている検索ワードで再検索。Gmailすら検索だ。
スマートフォンとタブレットの検索バーについては一言だけ言わせていただこう。
「ソースの不確かな噂レベルの文●ゴシップ記事を自動表示するな」
そんな始末なのでいい加減どうにかしたいと思っていた。
じゃあブラウザのホームページにしてしまおう 僕はよくアイディアがふとした瞬間に降りてくる。セレンディピティと言うそうだ。
そんなひらめきから今回、殆ど捨てたも同然だったNotionを未開発のブラウザホームページにしてしまおうと動いた。
「Notionってサイト作ってるみたい」という感覚がこの発想を呼んだのかもしれない。
Notionはスマートフォンアプリでもあるが、
PC・スマホ共にブラウザ版も存在する。 作ったものは以下の3つだ。 .
1.リンク集
一番欲しいものはやはりリンク集。
ブラウザを立ち上げてワンクリックで目的のサイトに飛べることはやはり必要なことなのではないだろうか。
それを放棄してた僕の怠惰さに呆れるけれど、やれるだけ整備した。
恥ずかしながらスマホですらURLをコピーするためにわざわざTwitterから飛んだりなどしていたのでこれで少しは改善してくれることを願う。
リンクは「Web bookmark」という機能で作っている。自動でボタンを生成してくれる。
また使用頻度の低いリンク先は「Toggle list」を使い階層を作って非表示にしている。
1クリックの手間は増えるが整理されて見やすくなった。
2.やることリスト
やることリストを作るかどうかは非常に迷った。
何故なら普段はEvernoteと手書きの手帳に書いているからである。
わざわざNotionでも書く必要があるのだろうか。
ここで各メモサービスの使用用途を考え直してみた。
Evernote→何でも記録するところ。指向を吐き出すところ。蓄積するところ。
Notion→ブラウザで作業をするときのサポートとなるものがあるとよい。じゃあ、ということでブラウザでの作業、ブログの更新やメールの返信などのブラウザ・PCやスマホなどのデバイスで行うタスクのみ書くことにしよう。
ここでは「Board -Inline」を使用した。 進捗が一目でわかるのでタスク管理にはいい。
3.メールボックス
メールをPCのメールアプリから送るとバグるのでいつもブラウザのGmailを使っている僕。情弱がバレるやつ。
また、重要なメールはいつもEvernoteに保存している。
Evernote内でノートブックに分けて保存、というメールの機能を本当に活かせていないが故の使い方。
しかしEvernoteからはメールは送れない。
そこで、Evernote内のメールをNotionにインポートしてみた。
なんだこれ見やすいぞ。
インポートしたメールは個別ページになっているので、返信期限のあるものはリンクを2のやることリストに登録して一元化させた。
ひとつ不便なのはメールをEvernoteに保存するのはアドオンでワンクリックだが、そこからNotionに移すのがちょっと面倒くさい。自動同期はしてくれないらしい。
Notionにインポートする用のノートブックを作っておけばおそらく解決しそうだ。
すべてを1ページに(まとめ)
これら1、2、3をすべて1ページに表示させた。
Notionはタブから複数ページ作れるけれど、ここはあくまで一覧で見渡せることを重視。クリックの手間もなくページ読み込みのラグもない。そんな気軽さを目指した。
また、Notionは基本がメモアプリのため、スマホなどで触るとキーボードが表示されてしまったり、レイアウトが崩れてしまうことがある。書き込むことが殆どないためブラウザ版からはページロックをかけて動かないようにしている。
編集はアプリから。これだけでかなり快適。 本来の「メモアプリ」とは違う使い方かもしれないけれど、今はこの形で使っていくことにしました。 情弱なのがバレるだけのライフハックでした!
Notionはこちらから。
全部英語なので頑張ってね。