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古本屋ブックスパーチ | 鹿児島の古書店 | 古本の買取承ります

本を集める

2020.06.21 08:08

県外の行き来の制限が解除されて、熊本で3カ月ぶりに市場が開催されたので、先週末に市場に参加した。

市場は今年の1月に参加したのが初めてで、今回が2回目の参加になる。

前回は買いのみでの参加だったが(全然思うように落札できなかった)、

今回は初めて出品を行った。

鹿児島の同業者と相乗りで熊本へ向かったので出品は少なめにした。

内容は、球磨・人吉関連の郷土誌を2箱分。

鹿児島での買取品で、依頼をいただいた方の親族がそちら方面にゆかりがあるとのことで、当店で買取させていただいたものだ。ネットで自分で販売することも可能だが、熊本の市場に流した方がいいだろうと考えて寝かせていた品だ。事前に「日本の古本屋」で調べたら出品している店がない商品もいくつかあり、それなりの内容になっている。2箱まとめて一口で出品するか、分けて出品するか悩んだ。しかし、分けてしまうと入札がなく買い手がつかない可能性もあるなと考えたのと、良い内容なのできっとまとめて買ってくれる方がいるだろうと考えて、結局まとめて一口で出品することにした。当店で持っているよりは誰かに買ってほしいという気持ちから最低落札価格は低めに設定しての出品に決めた。

結果は思っていた以上の金額で落札いただいた。

最低落札価格が恥ずかしくなってくるほどだ…。

買い手が付いたのは良かったのだが、市場の最中に回ってくる出品を見るのに夢中で、当店の出品が落札されたことを聞き逃していまい、とても間抜けなことをしてしまった。分かっていればもっと高い値で入札して落札できた品も増えていたかもしれないのに…。次からは気をつけたい。

市場を終えた後、同業の何人かで昼食をとった。

ブックオフに関する本が出たという話から、ブックオフが減ってきている話になり、ブックオフをどのように利用しているかなど非常に面白い話題だった。当店ももっと積極的に利用しないといけないなと反省。本をもっともっと回せるようになりたい。

そのためには市場での経験が非常に役に立つと改めて実感した。

今、鹿児島には市場がない。自分で企画して開催することも可能なようだが、その場合は自分でそれなりのものを出品することがまず必要であると思う。在庫不充分で常に買取を求めている当店が市場を企画するのは今のところ難しいのが現状だ。買取と(県外の)市場の参加で本を増やしていき、在庫の整理を大規模に行いたい時がきたら鹿児島での市場を企画するのがいいかもしれない。

最近、店へのお客さんが少しだが増えてきている。それに伴い改善したいこともいろいろとある。梅雨による気圧の変化に身体がついていかず仕事がサボりがちになっている今日この頃であるが励んでいきたい。