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288 豆本の取材方針

2020.06.21 13:07

“楽しい美味しい美しいが人の心を動かす〟


私が掲げるまちづくりキャッチフレーズです。


飲食店はその地域の食文化を担う宝だと感じています。旅の魅力は食。出張者もその土地の美味いものを欲します。


私が編集長を務めるグルメ豆本では、その土地の魅力ある飲食店を厳選して載せています。手軽なポケットサイズにこだわりますので、すべて全部はもともと載せることはできません。


旅行者はいいます。

「ここの街で一番美味いものを食べたい」


しかし、

県や市町、観光連盟。観光協会、商工団体が定期的に作る観光パンフレットや街歩きマップの多くは「公正性」の名の下、多くのお店を載せてしまいます。


ホテルの若いフロントスタッフは食べ歩きマップを提供してくれるが、「どこか1つ教えてほしい」とたのんでも、「そのお店はまだ行ったことない」と答えることも。


我々がカセットとかデータベースとかいう紙面に陥る。最初に特集記事はあるが、後半は同じ決まった枠で、総花的な店舗紹介を展開してしまいます。


旅行者サイドに立つと、

地元の人に直接聞くのは苦手。

SNSで調べても、よく分からない。

ハッシュタグ検索を試みても、あまり載っていない。


旅行者が求めているのは、地元の人が心から愛する、美味い飲食店。

欲しいグルメ情報は、日帰りだと、ランチの1店舗でいいし、泊まりでも、朝昼夜の数店舗でよいのかもしれない。


いっぱい紹介しても、実際に足を運べないし、本当に良い店が埋もれてしまう。


昨日6月20日、熊本県西原村の琉球焼きのお店「ゆい」で編集会議をしました。店主の松村さんご家族は沖縄で長い間暮らされた経験を持ち、長女さんがデザイナーで、とてもよいイラストを描いてくれます。第3弾グルメ豆本「関門海峡編」を担当します。


・とっておきの情報のみを載せる

・徹底した情報収集と現場視察

・プロ写真家の写真を生かす


まだまだ現地情報が足らないなど、決め事や確認事項を皆で申し合わせました。


ちなみに、編集会議はビルの会議室でしても、よい案は浮かびません。

昨日は阿蘇の外輪山を舞台に。予想通り、知恵だしも活発化。私も、女性陣にワーワー言われました。


さあ、動きます。

今週は各地をプレ取材で巡ります。


ブログを読んでくださり、本当にありがとうございました。










■琉球焼きの店ゆい