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6/21 放送後記

2020.06.22 03:50

ミュージシャンたちの主要な活動であるライヴという場が作れない状態について考え続けている。


一つの区切りとなってしまった、象徴的な出来事がPerfume東京ドーム公演の中止で、それが2/26(水)。そこから早くも4ヶ月近くが経つ。


飲食や観光・ホテルなどとともに、最も影響を受けてしまっている業界の一つに音楽も入ると思う。


もちろんネットを駆使したライヴ中継は世界中で行われていて、できることは何でも試すべきと思うけど、課金システムも設計途上だとしたら、同時進行で一日も早く現場を作り直すことが急務なはずでもある。

それはとても難しいことだけれど。 


ライヴ会場や、関わる現場の人たち全てへの補償や給付は当然のことだと思う。社会に感染が拡大しないために、仕事したいのに一旦止めているわけだから。

そのお金の話は大前提として、さらに言うべきは、この休止期間にもしかしたら歴史的な公演があったかもしれない可能性について。


平田オリザさんが演劇界について毎回必ず言及されるように、この「自粛」期間にとんでもない大傑作が発表されたかもしれない、あり得たかもしれない現実を想像してみるということ。

音楽ライヴだって、観た人の人生を根こそぎ変えるような素晴らしい公演が開かれていたかもしれない。 


それこそが真の喪失だということに、僕もしばらく気づけなかった。あのとき観ておいて本当に良かったライヴもあれば、どうしても観たかったのに行けなかったライヴも多い。

忘れられないライヴなんて音楽好きなら誰でも必ず一つはあるはず。

もしそれが今回のように中止だったとしたら。


音楽はこの先もずっと鳴り続けるのでしょうけど、接し方はまた変わり続けるのかもしれない。

今すぐには答えの出ない問いを引きずりながら、ひとまずまた来週。