ギルビー・クラーク(元GNR)#2 / アクセルの地声、深イイ問題
先日、最新ソロアルバムからの新曲をYouTubeで公開したばかり!元 Guns N' Roses のギタリスト、ギルビー・クラーク。
彼が先日、長年アリス・クーパーのギタリストを務めているライアン・ロキシーのポッドキャスト番組に登場しました。
駆け出しの頃には同じバンドに在籍したこともある二人。
そんな二人のトークから、面白かった箇所を要訳としてお届けしています!
R: ライアン・ロキシー
G: ギルビー
アクセルの地声、深イイ問題
15:55
*前回の続き。ガンズのライブでは事前のセットリストが存在せず、アクセルがやると言った曲をやっていたという話。
G: 面白いのがさ、アクセルを知ってる人ならわかると思うんだけど、話す時の彼の声はすごく低くて、ディープなんだ。
しかも、ガンズのステージ上ではアンプの出音もすごくラウドだったから、音を出していない時でも「ジー」っという音が鳴ってるんだ。
そんな環境だから、彼が次にやる曲を告げに来て、例えば「Don’t Cry」と言った時でも、オレは「何?You Could Be Mineって言った?」みたいな感じで、聞き取れないことがよくあったんだ(笑)
R:(笑)
オレはキミと一緒にプレイした経験があるから、キミのセッティングがどれほどラウドか知ってるし、オレはスラッシュのバンドでもプレイしたことがあるから、彼の音量のデカさも知ってる。
そんな二人が一緒に弾いたらどうなるか、容易に想像できるよ(笑)
G: ちょっとばかりワイルドだよな(笑)
ギルビー、マーシャル辞めるってよ
17:55
R: オレ達みたいなギタリストは皆、ギブソンとマーシャルで育ったようなもんだけれど、キミはスラッシュと組むようになってから少し違うトーンを求めて、 Beatles が使ったことで世界的にも知られているVox を使い始めたんだよね。
G: オレがガンズでプレイし始めた頃、スラッシュは当然<レスポール&マーシャル>のギタリストで、オレも同じだった。
彼は基本、オレよりも歪みが多めだったけど、例えばコードをジャーンと鳴らした時でも、それが彼の音かオレの音か判別できないことがよくあった。
だから、ステージ上で自分の鳴らしてる音をきちんとキャッチするためにも、そうする必要があったんだ。
再度になるけど、あの当時のガンズのステージはすごくラウドだったから、モニターは全てアクセル用で、オレ達ギタリスト用ではなかったのさ。
*ライブ映像で、よくプレイヤーがステージの先端に置いてあるスピーカーに足をかけてるシーンがある思いますが、あれは モニタースピーカー と呼ばれています。
ライアン、初来日で太った理由
27:50
R: キミの最初のソロアルバムのプロモーションツアーに同行して日本に行ったのを思い出すよ。
オレにとっては、2~3曲キミとつるんでプレイしただけだったからね(笑)
G: あれは「Ryan’s Vacation Tour」と呼ばれるべきだったな(笑)
*↓ずばり、その時の映像!
R: あの時、マジで太ったんだよ!
オレはあの旅で学んだんだ、レコード会社の人間が「どうやって自分の担当するアーティストの予算を増やすか」をね。
一緒に食事に行ったら「前菜は?デザートは?最後のドリンクは?」ってガンガン注文させようとするんだからな(笑)
(*割り当てられた予算を目一杯使って、次のアーティストの来日時には会社に予算増額を求める・笑)
G: 最後にはホテルまでしっかり送ってくれるし!あれはプロモツアーだったよな?
R: そうだよ、あれでオレは初めて日本を訪れ、その他の色んな国に行くことが出来たんだ。
続く…