高血圧対策
世界的に見て、日本人は塩分摂取量が多く高血圧の方が多いです。
血圧が高いと脳卒中の危険性も高まりますが、 慢性的な炎症により免疫力が低下し、ガンも発症しやすくなります。
高血圧は遺伝的な物もありますが、1番の原因は「肥満」です。
体重が1㎏増える毎に、血圧が5mmHgずつ上昇してしまいます。
体重が増えないように糖質を控えつつ、塩分摂取量を減らす必要があります。
なぜ日本人は塩分摂取量が多いのか?
ご飯、味噌汁、魚の塩焼き、漬物、煮物、ヘルシーなように見えて意外と塩分がたくさん含まれているのです。
刺身、酢の物、しゃぶしゃぶなどであればヘルシーですが、健康食と思って食べていた和食が、実は塩分含有量が多く高血圧の原因になっているのです。
血圧を下げる為には、糖質を控え体重を減らすこと、塩分の多い食べ物を摂取しない事が基本です。
さらに、体内から塩分を排出してくれる食べ物を摂る事も大切です。
体内の塩分を体外に排出してくれるのが「カリウム」という成分です。
カリウムには他に利尿作用があり、むくみ対策にもなり、野菜や果物に多く含まれています。
特に多いのが、たけのこ、ほうれん草、にんにく、小豆、大豆、アボカド、里芋、さつまいも、海藻類、グレープフルーツ、バナナなどです。
ただし、果物やいも類は糖質も多いので食べる量はほどほどにして、その他の野菜をたくさん食べるようにしましょう。
また、腎機能障害がある場合、カリウムの摂取により高カリウム血症を起こす可能性がある為、カリウムの摂取量を制限する必要があります。
高カリウム血症は重度の場合、不整脈を起こし、不整脈が原因で命を落とす危険性があります。
かかりつけ医と相談の上、摂取するようにしましょう。
健康な人は摂り過ぎても、尿として体外に排出されてしまうので、過剰摂取を心配する必要はありません。
血圧が気になる場合は、
カリウムの多い食品を意識して食べるようにしてみましょう。