コロナの渦中で楽しかったこと
毎日ニュースなどでコロナ感染者の人数を発表されているが、もう収束に向かっていると思って良いのか?コロナが新しい感染症ということで専門家ですら分からない状況で、放デイは外出やクッキングなどの企画は未だ行なうべきではないか?
「もし出先で感染したら」とか「クッキングでクラスターになったらどうしよ」と思うと、やってなるんやったら止めとこかぁ…になっている状況です。
そんな中でも特に楽しかったことは、中学一年生の男の子とはんだ付けをして手作りラジオを作ったことです。
私は電気系統が得意なわけではないので基盤から用意はできなかったのですが、amazonで売っているラジオキット(部品が揃っているもの)を購入しました。
利用者の中には興味が湧くと触りたくなる子もいるので、男の子は安全な時間帯を自身で見計らいつつ、初めてのはんだ付けで説明書を見ながら一生懸命に試行錯誤。
2日ほど掛かってやっと完成させました。ところが、
さぁ電池を入れてスイッチON!……ん?音が出ない……
私が確認してもしっかりはんだ付けできているし、なんでやろ?とネットの書き込みやメーカーのお問合せ情報など調べまくって、鳴らない原因を突き詰めていきました。
まず気になったのは、部品が斜めになったままはんだ付けされていたので、先ずはそれを真っすぐに直す。
付いているはんだをきれいに取り除かなければならないので、はんだ吸い取り紐を購入し使ってみたらきれいに除去できました。
また上手くはんだ付けできているように見えてても「甘い」ところがあるので全部付け直し・・・・
手直しが終わり、さぁ電池投入!
またもや音出ず…ガーン‼…ショックで言葉が出ない。
もうこうなるとどこが悪いのかが分からず、どうしたら良いのかお手上げ状態。
基盤を眺めること2時間……どうしよ……
冷静に考えて電気の流れが上手くいってないのかと思い、先ずスイッチの接触部分を確認しました。
スイッチを入れて接触部分を触ると、なんと@@ 音が鳴りました‼
スイッチの接触不良で、はんだ付けのほうは上手くいっていたのかもしれません。
このラジオを鳴らすには、スイッチを入れてからその都度裏の接触部分を少し抑えなければなりませんが、それも手作りのご愛敬で良いのかなぁ~なんて思ってます。
男の子にスイッチの入れ方を教えて音が鳴った時は嬉しそうで、私も嬉しくて、いい経験と良い時間を過ごさせていただきました。
らいとすぺーすは子ども達の『楽しい』や『好き』を一緒に見つけていくデイなので、今回のラジオは絶対に音を鳴らしたかったのです。
何とか鳴ってくれて本当に良かったです。苦労して行ったことへの成功体験を子どもの時期にさせてあげたいと日々思っています。
(施設長 馬場)