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ピッツァとピザの違い

2016.05.27 06:56

よく社内でピッツアの話をするのですが、席の近い女子に「ピッツァって、何意識高いワード使ってんすか?」と軽く笑われたりすることもあるわけです。

でもね、そもそもピッツァとピザなんて、似て非なるものだと思っておりまして。(もちろん、大元は同じなんですけどね)


すごいざっくり言うと、

ピザ=アメリカ料理(イタリア移民がアメリカに持ち込んだ料理)

ピッツァ=イタリア料理

でしょうか。製法も違います。


ピザに関しては、ちょいと厚めの生地で、具材もたっぷりめで、熱源はなんでもよく、鉄板にのせて焼き上げるっていう感じ。


ピッツァに関しては、ローマとナポリでまた違うのですが、便宜的にナポリピッツァの話をしておきましょう。

手で伸ばした薄めの生地で、釜で直焼きしたもの。

特に「真のナポリピッツァ」というのがありまして、ルールも厳格でして。

その1 生地に使用する材料は、小麦粉、水、酵母、塩の4つのみ

その2 生地は手だけを使って延ばす

その3 窯の床面にて直焼きする

その4 窯の燃料は薪もしくは木くずとする

その5 仕上がりはふっくらとして「額縁」がある

その6 上にのせる材料にもこだわる

というのもあるくらい。


で、もっと違いを感じるのは、ピザの裏面。

いわゆるピザは、特に焼き目がガツンとついてるわけではないのですが、

ちゃんと釜焼きのナポリピッツァは、

裏にしっかり焼き目が入ってますね。

この焼け具合でまた味わいやらも変わってきます。


で、これらってのは、生地の配合具合や塩やらソースやらで同じものを作っているにもかかわらず、味わいが全然違うわけです。職人の差も結構多かったりします。



さて、今週日曜まで、汐留のイタリア街で、ナポリピッツァサミットが開催されていますので、そのうまさの違いを確かめてみるのもいいかもしれませんよ。