Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

自画イラスト(絵)をアップしているワケ…。

2020.06.28 06:54

皆さんこんにちはBUNGOです。


BUNGOgymHPで、私が自画イラスト(絵)をアップしているワケ…。

知識の溢れた方のblogはとても為になりますが、人の心に響くものというのは、私達や皆さんにとって、きっとエピソードとなるものとの出会いから始まっていると思います。


私にはそんな気持ちを思い出させてくれる大切な人との出会いがありました。


それは私の幼少期へさかのぼります…。


私は、毎晩のように音楽仲間が集まり、様々なジャンルの演奏が鳴り響いているような家に生まれ育ちました。

私の家族はみんな音楽が好きで、それぞれが何らかの楽器をしています。



当時小学生の私は、音楽にはほとんど興味もなく、音楽をしたり聴いたりするより、身体を動かして遊びたい気持ちの方が強かったため、やりたくも無いピアノに無理やり通わされていたことが苦痛でしかありませんでした。


ある日、私はチェロの演奏(ライブ)に半ば強制的に連れていかれ、聴く機会がありました。


そこでチェロの演奏を聞いた私は衝撃を受けたのです!!!!!

それで私の音楽への気持ちが一変しました。


チェロ1本でJAZZの世界を繰り広げるその光景がとても格好よくて、心を動かされてしまった私は、目を輝やかせて演奏を見ていたのを今でも覚えています。


私はこの日がきっかけでチェロの事が大好きになり、あんなに興味がなかった楽器もお願いして買ってもらうほどチェロの虜になっていました。

この出会いが後に素敵なstoryへと繋がります。

ある日の図工という授業での出来事です。

3色の絵の具を使い画用紙全体に色をつけていき、その上から習字の墨を使って「好きなように絵を描こう」というお題でした。


私は迷わず、あの時見たチェロを奏でている姿を描こう!と決めました。

ありがたいことに、素晴らしい出来だということで学校を代表して作品コンクールに出して貰えることになり、その絵でなんと!!特別賞をもらえたのです!!


この1枚のチェロの絵が更なる奇跡を起こします……


その後、この絵を私の憧れのチェリストの方に見てもらえる機会があり、とてもとても喜んで貰えました。


その方は私の絵を是非CDのジャケットに使いたいと言ってくれたのです。


それから、その方は各地のライブの中で私を「小さなお友達」としてエピソードも踏まえてお客さんに紹介してくれました。


子供ながらに人から「リスペクトしてもらえた」「お友達と言っていただけた」「CDのジャケットに使ってもらえた」という経験が、とても衝撃的でそれから自分の何かが変わりました。



好きな物を形にして人に喜ばれるということの嬉しさはきっと、今の仕事にも行き着いていることだと思います。


実際にCDのジャケットに私の絵がコラボしてもらえるなんてホントに素敵な出来事でした。


そのチェリストの方のお名前は、

「吉川よしひろ」さんというジャズ奏者で、

独特の奏法で知られるプロのミュージシャンです。

1人で演奏しているにも関わらず、さまざまな音色が重なって聞こえてくるのです。


特殊な機材を使い、自分で奏でた音を録音して、再生しながらそのメロディに重ね合わせて演奏をしていくという個性的なスタイルです。


その個性豊かな演奏は海外でも高い評価を受けています。

吉川さんは生まれたときから左耳が聞こえないのですが、独自の演奏スタイルはハンディーを補うため自ら編み出したものだそうです。


私が今でも思うのは、人の温もりがプラスされたものは、人を動かす力があるんだ。ということです。


この原画となった絵が欲しいから売って!!と言ってくださった方が何人かいて、かなり高額な金額を提示された事もありましたが、私にとってお金には変えられないものでしたので、今でも大切に保管しています。


私の絵が欲しいから描いてくれと頼まれて描いていたこともありましたが、良い絵を描こうとするあまり自身にプレッシャーをかけてしまい、知らぬ間に絵を描くことすら嫌になり、それから絵との距離も置いていました。


ただ何年もの歳を経てBUNGOgymのホームページが再び絵を描くきっかけをくれました。


私がblogで絵を描いているのは、過去のそういった体験から、人間味(温もり)をプラスしたホームページを通じて皆さんと繋がりたいという想いで描いています。


私が描いた絵の価値は吉川よしひろさんという人柄演奏全てにおいての価値だと思います。

私の尊敬する方のひとりです。

私が描いたから絵に価値がつくのではなく、私の人柄、技術からその価値を皆さんにつけていただけるようなトレーナーになりたいと思っています。