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刺激をください

2020.06.24 00:01

おはようございます、ナツコです。


刺激がなければ筋肉が衰えていくように、

感性にも「慣れ」が生じる。


散歩に出かけて自然を観察したり

映画を観たり

人と何かについて話したり

 

ささやかな事柄を通して

じぶんは何を感じたのか、

を振り返って言語化する時間が

その人の感性の豊かさに繋がっている

ような気がします。



日々の刺激のなかで、

「混乱」

「混沌」

を確実に与えてくれるのが、

わたしの場合は「短歌」。


わたし自身は詠みません(詠めません)が、

少ない字数に凝縮された世界観は

清らかな光景もあれば

毒々しさを放つものもあり、

美しくもありホラーでもあり。  


【ナイターに背を向け

  ひとりキッチンで

    静かに桃を食べている母】


(「しびれる短歌」より抜粋)



こちらは、2人の歌人が

背景を推察したり

具体的な説明や感想を交えながら

短歌について語っている一冊。

専門的な知識がなくても、

短歌を楽しめます。




同じ単語を使うのでも、

平仮名をあてるのか

漢字をあてるのか

それはどうしてか、


「焼ける」ではなく

「灼ける」という漢字を

あてたのはどうしてか?



わたしのすぐ怠けてしまう

「想像力の筋肉」が

刺激される、貴重な時間です。