データから見える!日本のツウな場所を一番理解しているのは台湾人!?
今回は、WAttentionの台湾版Facebookの投稿エンゲージメント率を比較!
その結果、ある記事のエンゲージメント率が異様に高く、台湾人読者に刺さった様子。
台湾人の訪日データも織り込みながら、なんでその記事が人気なの?という疑問を解き明かします!
台湾人基本データ
出典︓⽇本政府観光局(JNTO)「2019年 各国・地域別の内訳」
2019年時点の訪日外国人の内訳を見てみると、
1位:中国(30.1%)
2位:韓国(17.5%)
3位:台湾(15.3%)
台湾人は数で言うと三番目によく訪日している結果となりました。
台湾人が予想より少ない印象も受けますが、中国の人口の母数や韓国と日本のアクセス面などを考えると、全体の15%は多いように受け取れます。
WAttention台湾版Facebookの投稿概要
今回は台湾版Facebook「WAttention 挖!日本」で今回は1週間、ほぼ毎日投稿し、台湾の人々のコンテンツの興味の度合いを調査。その結果、ある一つの記事のエンゲージメント率がかなり高く、台湾人の興味を惹いたことが判明しました。
Facebook WAttention 挖!日本 投稿コンテンツリスト
期間:2020年6月14日から2020年6月20日
媒体:Facebook WAttention 挖!日本
日本でも話題になった富士急ハイランドの社長が真顔でジェットコースターに乗ったコンテンツの投稿や、さっぽろ雪まつりに関する投稿などジャンルは様々。しかし、圧倒的に人気だったコンテンツを一つ発見。それは、弊社台湾人編集部が実際に取材し、書き上げた東京ミズマチの記事でした。
ミズマチ記事 エンゲージメント率
リーチ数 16,000 以上
シェア数 22 回
投稿リアクション 431
クリック数 1,500 以上
浅草とスカイツリー間にレストランやカフェなど新たな施設がOPENし、今までそのエリアを歩いて移動するか、電車に乗って移動するかという課題があった中、移動しながら楽しむを可能にしたのが東京ミズマチです。エンタメ要素の強いコンテンツよりもこの記事が理由だった理由をもう少し深堀りします。
台湾人に刺さったワケ
「台湾人は元々日本に高い関心をもっていて、
特に現在渡航制限のせいで、今までのようにすぐ日本に飛ぶことができないなかで
日本や東京の様々な情報を求める人は多くいると思います。
自分が浅草からスカイツリーまで歩くか、電車利用するか悩むことがあったからこそ、
取材の時、歩く時間の短縮を実感したことを伝えて、同じ経験のある方が共感を得て
新たな東京下町の回り方として紹介できたと思います。」
と、台湾人の編集から回答が。
ほうほう、なるほど...。「同じ経験のある方が共感を得て新たな東京下町の回り方」とはいうものの、同じ経験がある人、新たな東京ってそんなに台湾人は日本に来てるの?と気になったので、調べてみました。
日本のツウな場所を一番理解しているのは台湾人!?
台湾 訪日回数内訳
出典︓⽇本政府観光局(JNTO)「訪日回数別の内訳(台湾)」
冒頭の訪日人数のデータでは第三位の台湾。台湾と言えば親日国としてよく知られていますが、彼らの訪日回数の内訳を見てみると、訪日回数が他の中国・韓国と比較しても圧倒的に多いことが明らかです。
つまり、台湾の人々は、リピーターとして何度も日本に訪れ、常に新しい日本の情報を求めているため、定番の日本の観光スポットに関する情報よりも、少し通な日本の情報やフレッシュな情報が台湾の人々には受けるのではないでしょうか。
感覚としては日本人の情報収集に近いのかもしれません。
もしかしたら、日本のツウな場所を一番理解しているのは台湾人かも...?
中国 訪日回数内訳
出典︓⽇本政府観光局(JNTO)「訪日回数別の内訳(中国)」
初めての訪日:訪日ビギナーが多い結果に。2回目、3回目まである程度のリピーター層はいるものの、4回目以降数が減少しているので、リピーター層を捕まえることが課題とも捉えられる。
韓国 訪日回数内訳
出典︓⽇本政府観光局(JNTO)「訪日回数別の内訳(韓国)」
韓国は九州にも近いことから、ある一定のリピーターがいる様子。食の福岡、温泉の大分など日帰りでも行けてしまうお手軽感がリピーターになりやすい要因なのかもしれない。
繁体字ですが、東京ミズマチの記事はこちらからご覧になれます。