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おうちで温泉気分第二十三弾「会津の魅力を伝える文化財の宿。 向瀧」

2020.06.24 09:50

台湾現地日本情報マガジン『WAttention TOKYO+ 挖!日本』の人気連載記事「日本元氣溫泉之旅」を覗き見。温泉ライター西村理恵さんの記事を読みながら、おうちで温泉気分を味わってみてはいかがでしょうか?

今回ご紹介するのは、会津にある東山温泉

小学校の修学旅行で訪れた、懐かしい白虎隊の街。東京から日帰りでも訪れるもよし、今回ご紹介する向瀧さんのように泊まってゆっくりしながら歴史を感じるのもよし。

是非訪れてみてください。


会津の記事は最新のWAttention Tohokuの "SAMURAI" 特集でもご紹介しています。
侍をテーマに東北の湯めぐりを楽しむのもまた粋ですね。


会津の魅力を伝える文化財の宿。
福島県会津東山温泉  向瀧

 向瀧は、日本を代表する温泉旅館です。明治6年、会津藩士指定保養所とされた「狐湯」を受け継いだ平田家が、会津のもてなしと、自然湧出するお湯を代々守ってきました。宿は渓流沿いの傾斜地に位置し、起伏のある中庭を取り囲むように客室が設けられています。4月中旬〜下旬にかけては中庭の桜が花開きます。濃いピンクのシダレザクラ、淡色のエドヒガンザクラなど色合いのコントラストが美しく、大半の客室からも、居ながらにしてニッポンのお花見を楽しめます。夜になるとライトに照らされた桜が浮かび上がり別世界のあでやかさ。本当にキレイです。

 パブリックな浴室は、男女別に「きつね湯」「さるの湯」の内湯大浴場のほか、空いていればいつでも鍵をかけて入浴できる貸し切り風呂が3ヵ所あります。すべての浴槽が源泉100%かけ流し。泉質は硫酸塩・塩化物泉。透明に輝くお湯は、体に元気を与えてくれる湯力が感じられます。

 食事は朝夕とも客室で。女性スタッフさんが丁寧にお料理を並べて説明をしてくれます。こづゆ、鯉の甘煮などの郷土料理は、会津の豊かな大地から生み出された味。体が喜ぶおいしいお料理です。

 ところでこちらのお宿、『ラプラスの魔女』『聖の青春』など数多くの映画の舞台にもなっています。木造の歴史ある建物を毎日のように拭き清め、古い木造宿を大切に守る日々を積み重ねることで、向瀧は名温泉旅館として知られるようになっていきました。映画の舞台にふさわしい風格をそなえた宿です。

向瀧


実際に掲載された『WAttention TOKYO+ 挖!日本(台湾版)』の記事は、オンラインでもお楽しみいただけます。