5面のラスボス
防府に大平山ちいう山がある。標高600M位。
山口県の山バカを引き付ける、マジックマウンテンと誰かがブログに書いていた。
俺はいつかこの山に行ってみたいと思いよった。
とはいえ宇部から60Kmほど離れており、ちょっと現実的ではないとも思いよった。
6月に入り、「暑くなる前に1度トライしてみるべきではないか?」思うようになってきた。
あと、この山を30分以内で登れたら大したものだちいう思想を何かで見たんやけど、
自分は果たして何分で登れるのか?気になり始めてきた。
ちいう血迷いから、大平山突撃を決定。
6/12(金)に行くつもりやったけど、雨が降って延期。
6/19(金)で再設定したけど、6/18(木)はバケツをひっくり返したような大雨。
6/19(金)未明も大雨だったが、朝には何とか上がっていた。
何とかなりそうや。永山号の調整を行い、武者震いしながら家を出たのがAM8:30。
西岐波のファミマで最初の休憩。なるべく10km毎に休憩しようと決めていた。
ここでチャリのカギを家に忘れている事に気づいたけど、男は振り返らない。
9:41、秋穂のローソンで2回目の休憩。
「昼ご飯食べよる時に永山号を盗まれたらどーしよ・・」ち150回位考えた。。。
周防大橋は予想してた通り、無茶苦茶怖かった。
ビスコとチョコミントのチロルチョコを買った。
9:53、南部海岸道路の新防府大橋の真ん中で休憩。
大海の市街地は道がガタガタでちょっと疲れた。
防府の街が見えてきた。間違えて測定アプリの完了してしまった。
橋を渡って暫く行ったら佐波川河川敷を目指して左折。
牛がいる突き当りを右折して佐波川沿いをひたすら上流へ。
踏切を越えて、工事中の旧2号線を越えてとりあえず上流へ。
しかし、どこまで進むのかは全く考えておらず、
テキトーに住宅街の方へ出たら、ちょっと迷った。
お昼ご飯は久しぶりの奥快餐を楽しみに、防府の旧市街?(防府の事はよくわからない)
をノロノロ運転で運転した。
奥快餐の前に着いたのは10:40。11:00オープンやったけど、この20分が待てずに、
Bプランのセルフどんどんに変更。ナチュラルにカツ丼モードへ切り替えていく。
10:53。カツ丼着丼。今日は贅沢に、玉子を別に注文し、玉子かけカツ丼にした。
食べてみるとプレミアム感はそこまでなく、玉子の味もカツ丼のつゆに負けていた。
このカツ丼が後ほど仇になることになる。
11:12。ドラモリでシーブリーズの涼しいシートを購入。そろそろ登山モードに。
山のふもとにセブンで水を買い、登山に備える。が、疲れがだいぶ出てきた。
はるか先に目的地が見えるが、意識が朦朧としており、危機を感じることができなかった。
ヨロヨロのじーさんがセブンで甲類焼酎と三ツ矢サイダーを買っていた。
なんか「俺も飲みたいなぁ・・」ち思ったことを覚えている。
11:35。この看板を見た瞬間、そう簡単に家へは帰れん事を悟った。
実はここに来る前に家で何回か「大平山ヒルクライムレース」の動画を見た。
動画を見た目的はスタート地点がどこか確認する為。なのでスタートの所しか見てない。
この動画はスタート地点から一気に30㎞/h位の速さで飛び出るというものだった。
動画で見たスタート地点に到着。そこから俺も一気にスタート!したかったけど、
もう俺にそんな体力は残ってなかった。とりあえず22Km/hまで加速するので精一杯やった。
こりゃ30分で登るのは到底無理だ。せめて45分で登りたい。
そんな想いを胸に、俺は山へ突撃した。