この世の素晴らしい景色を見るために
槍ヶ岳(撮:HISAO)
こころのファシリテーター キタハタトモエです。
朝、会社へ行った夫から送られてきました。
これを読みながらぐっとくるものがありました。
今年は、山で出会う人と話ができないのかなぁ。距離をおいてだもんね、、
と、ちょっと寂しい気持ちになってます。
私達夫婦は、山登りをします。
「山登りするって達成感ですか?」と、聞かれることがほとんどですが、達成感はあまりありません。
じゃ、なんで登っているのかというと「そこに山があるから」と、よくある答えになります(笑)
全く達成感がないのかというとそうでもないのですが、それよりもなによりも、山の上から見る景色を見たくて、道中の景色を見たくて登っています。
この世にこんなに素晴らしい景色があったんだ。
こんなに清々しい空気があったのか。
これです(笑)
私は高山病にもなるし、夫は一昨年熱中症みたいになるし、膝や腰も痛いし、痛みと戦いながら下山します。誰も助けてくれません。一緒に上っている夫ですら、自分のことで精一杯なので、自分の面倒は自分で見るが鉄則です。
無理なら登山をしてはいけません。
さんざんなことも多々味わっていますが、それでも「行きたい」と、思ってしまいます。
想像すると悪いことや、めんどくさいことや、辛いことがフラッシュバックしてきます。
あーーーーーー、、、それでも行くか。それでもです。
夜明け前 涸沢
頂上の景色の美しいこと。
ここでしか見られない景色。
雲海に沈む夕日 槍ヶ岳より
これね、ビジネスと同じ感覚(笑)
やりたいことがあるからやる。
登りたいから登る。
同じ感覚ですね(笑)
やりたいことをやった先に見える景色があります。
ビジネスコンサルをやっていて、またいろんなセミナーに参加してても、学んでも怖くて動けない人はいます。
やり方知ってるんです。
山で言うと登り方知ってる、地図も持ってる、準備万端。
後は、歩くだけの状態で「イヤ、高山病になるかも」「怪我するかも」って心配して動かないのと同じ。
高山病になるよ。ケガもするよ。
フツーだよ。
でも、私、高山病になったから、どのへんで危険なのか知ってます(笑)
前日からお酒飲まないことや、良く睡眠をとってから登ること、ちゃんと肺で息すること。(長年のクセで、腹式呼吸にすぐ切り替わってしまちゃうみたいですww)
これを意識してたらなりにくいです。ゼロではありません。
山小屋の人もなる時にはなるらしい。
だから、それを怖がっていたら一生、山のふもとでリュック背負って山を下から眺めているのと同じ。
山のふもともいいけどね。
でも、私は上の景色が見たい。
上から見える空の景色。下を見るんじゃないのよ。
雲の上、雲の上の太陽、照らされる山。
ここでしか見れない景色がある。
やりたいのかやりたくないのか。
登りたいのか登りたくないのか。
どっちでも選べるよ。
歩き出すだけだよ。
誰でもできるんですよ。
歩くだけだから。
小さな1つ、1つ、行動としてやっていくだけです。
その歩いている先に、奇跡ともいえる引き寄せがあるだけです。