恥ずかしいバグ、二重コイル
2020.06.25 13:19
既設の製造ラインに追加で、インクジェットプリンターを追加した時です。
あらかじめ印字するタイミングのプログラムを単独作成し、デバッグ。
1台うまく行ったので、プログラムを複製して4台分作りました。
1,2回試しに印字して動作したので,完了としました。
翌日製造開始になると準備段階で装置が動かない!
「なぜ 動かない?」
プログラムを見ても問題・・・・あれ?タイマー作動しているのにタイムアップしない!
三菱のPLCツールでツールプログラムチェックで確認しました。
実行した結果、図のようにT10は二重コイルとなってます。
二重コイルになるとPLCの1スキャンの動作の中で、1個目ののプログラムでタイマーをオンさせても、ほかで記述した2個目がオフしてしましいます。きちんと動作しないのです。
また、このチェックはツールで簡単にできるのとオプション設定で、プログラム編集した時点でもチェック可能なので、やってしまうと恥ずかしいバグになります。
ご注意を・・
ただし、SET、RST関数も二重コイルと判断されますので、こちらは、用途が違うのでバグではありません。