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英国ガーデンサロン 植物たちとの時間を愉しむお茶会 ガーデナーの夏と英国の暮らし

2020.06.26 03:49

 夏に向かう季節のひと時を、アロマとグリーンに親しみながらクリームティーをいただく、フレグランスジャーナル社主催のイベント「英国ガーデンサロン 植物たちとの時間を愉しむお茶会」に参加してきました。

 講師は、英国のマナーハウスで8年半ガーデナー及び教会建築家アシスタントとして働く中で自然療法を学ばれた藤田円さんです。  

 場所は、目黒の英国式アフタヌーンティールームスリーティアーズです。

 写真は、ウェルカムフラワーです。

 毎回、季節を感じさせてくれる素敵なお花が出迎えてくれます。

 やわらかな花びらを重ねたバラとグリーンのアレンジメントに、夏の庭を感じました。

 第3回の今回は、イギリスの夏の庭の使い方や楽しみ方を、スライドを拝見しながら伺いました。

 夏の庭では、コンサートや展示会など、さまざまな催しが開かれるそうです。

 チャリティーでおうちのお庭を解放するオープンガーデンや、フットパスでの散歩、小さな住まい・ガーデンで暮らすタイニーハウススタイルなど、自然とともに豊かに暮らすヒントが沢山ちりばめられたお話でした。

 イギリスの夏の最大の花イベント「フラワーショー」を映画で観ることができるそうです。

 ボタニカルセラピーで選んだのは、イネ科の植物でした。

 シンプルながら、すっくとストレートに伸びている姿に心惹かれました。

 先生のお話を聞きながら、美しい色彩の夏のガーデンフラワーの写真や英国のグルメ写真を眺めているうちに、夏の野の風景画思い浮かんできて、どんどん植物を摘みたくなり、エネルギッシュな花束になりました。

 蕗の葉が目に留まったのですが、春の時にぐっと心を掴まれたフキノトウと同じところから生えたものとのことでした。

 茎の彩りのフレッシュさ、グラデーションの美しさに、植物の夏の力を感じました。

 クリームティーでは、プレーンのスコーンとシナモンとクルミのスコーンを、紅茶とともにいただきました。スコーンにはクロテッドクリームと夏らしいミックスベリーのジャムをつけていただきました。紅茶は、スリランカの茶葉ルフナティーと、アールグレイオレンジでした。


 香りをプラスするカードには、さわやかなナナミントと、優雅な気持ちになりつつ気力が湧いてくるジャスミンのエッセンシャルオイルを選びました。


 香りのカードには、「鳥 遠くさえずる」と記されていました。

 カードのメッセージを目にして、とても驚きました。

 5月から6月中旬にかけて、愛鳥週間にちなんだ鳥をテーマにしたイベントに参加していました。

 本来であれば、ギャラリーにご来場いただいてご観覧いただく予定でしたが、自粛要請に則っての縮小開催になってしまいました。

 しかしながら、その事態をよい方へ向けるべくギャラリーのオーナーさんがWebギャラリーをオープンしてくださり、遠方の知人やネットを通しての方々など、より多くの皆さまに観覧していただくことができました。

 正しく、鳥の声が、遠くに届き、また、ふだんは遠くにいる人たちの声が、私に届いたのです。

 不思議な偶然ですが、はっとさせられました。

 Webギャラリーという架け橋をつくってくださったギャラリーのオーナーさんをはじめ、リアルな遠くから声援をおくってくださった皆さま、ネットの向こうという遠くから声援をおくってくださった皆さまに、改めて感謝の気持ちをおおくりさせていただきます。



 素敵な発見と、植物の力を感じる香り豊かな時間を、ありがとうございました。