子どものお手本 vol.26
2020.06.28 03:45
小さな子どもが大人を真似る様子は、とてもかわいいものですね。
子どもは大人を真似ていろいろなことを覚えていきます。それはもちろん、良い部分だけではありません。
「赤信号だけど車が来ていないからいいよね!」「横断歩道が遠いから、ここで渡っちゃおう!」
子どもの前でこんなこと、していませんか?
言って聞かせることはもちろん大切ですが、まずはお手本となる大人が交通ルールを守っているところを見せましょう。一緒に歩くときやクルマに乗るときが、しつけのチャンスです。
また、言って聞かせるときにも、小さな子どもは具体的に示さないとなかなか理解ができません。
「危ないよ」「気を付けてね」と注意したつもりでも、子どもは「気をつける」という言葉の意味を具体的に理解できないので、行動に移すことができないのです。
子どもと同じ目線に立って、どんな準備が必要か、なぜ準備が必要なのか、一緒に考えて、具体的な言葉で安全な方法を教えましょう。
「ここから向こうは、スピードを出す車が多いから、ひとりで行っちゃダメ」「道路をわたる時は横断歩道まで行って、青信号になってクルマがしっかり止まってくれてから、わたろうね」など、どうして危ないのか、どう注意するのかを、具体的に示しましょう。
先輩として、交通社会初心者の子どもたちに、命を守る方法を”具体的に”教えてあげてください。