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香りの正体

2020.06.26 07:40

「香り」っていうと、皆さんはどんなイメージがありますか?

基本的に目に見えないものだし、嗅覚で感じ取るもの。

なので、感覚的なものとしてのイメージが強いかなと思います。


好きな香りを嗅ぐと、あ~いい香り。

なんとなく癒される~ 的な。

ちょっと捉えにくいものでもありますね。


香り=芳香成分が集まった精油は「油」という字が付きますが、

オリーブ油等のいわゆる「油脂」ではありません。


「有機化合物」の集合体です。

ん?なんか、急に化学っぽいワードが…💦


ずばり、C(炭素)・H(水素)・O(酸素) から成り立つ集合体。

そう、化学の世界です。

香りの正体は、植物が作り出した立派な化学物質(芳香分子)なのです。

プラナロム社精油の成分分析表

1本にこれだけの芳香成分が入ってるのが、分かります。


アロマというと、自然、天然のもの…だから

化学物質ではないから安全…と謳っているのを見たことがあるのですが💦

いやいや、れっきとした化学物質!


自然、天然だから安全…ではありません。

(そのため、使い方には注意点や禁忌などの基本知識が必要なのです。)


アロマテラピーで大切なのは…「植物が作り出した」化学物質であること。

1本の精油には何十、何百といった芳香成分が含まれています。


抗菌・抗ウイルス・鎮静・鎮痛など様々な作用をもつ芳香成分が、

嗅覚からは電気信号として脳に伝わって自律神経を整えたり、

また心身のケアや不調に用いたりして、

免疫力の向上と病気の予防に役立てることができます。


目には見えない物質だけど、‘’なんとなく‘’ではない理由があるのです。


今、読んでいる本の数々。


植物が生存戦略として、なぜこれらの芳香成分を作り出すのかを知ると

面白いし奥が深い!


二酸化炭素と水…のたった2つの物質から光合成で

薬にも毒にもなる成分を自ら作り出してしまう…

植物ってすごい!!って思えます。