香りの正体
「香り」っていうと、皆さんはどんなイメージがありますか?
基本的に目に見えないものだし、嗅覚で感じ取るもの。
なので、感覚的なものとしてのイメージが強いかなと思います。
好きな香りを嗅ぐと、あ~いい香り。
なんとなく癒される~ 的な。
ちょっと捉えにくいものでもありますね。
香り=芳香成分が集まった精油は「油」という字が付きますが、
オリーブ油等のいわゆる「油脂」ではありません。
「有機化合物」の集合体です。
ん?なんか、急に化学っぽいワードが…💦
ずばり、C(炭素)・H(水素)・O(酸素) から成り立つ集合体。
そう、化学の世界です。
香りの正体は、植物が作り出した立派な化学物質(芳香分子)なのです。
プラナロム社精油の成分分析表
1本にこれだけの芳香成分が入ってるのが、分かります。
アロマというと、自然、天然のもの…だから
化学物質ではないから安全…と謳っているのを見たことがあるのですが💦
いやいや、れっきとした化学物質!
自然、天然だから安全…ではありません。
(そのため、使い方には注意点や禁忌などの基本知識が必要なのです。)
アロマテラピーで大切なのは…「植物が作り出した」化学物質であること。
1本の精油には何十、何百といった芳香成分が含まれています。
抗菌・抗ウイルス・鎮静・鎮痛など様々な作用をもつ芳香成分が、
嗅覚からは電気信号として脳に伝わって自律神経を整えたり、
また心身のケアや不調に用いたりして、
免疫力の向上と病気の予防に役立てることができます。
目には見えない物質だけど、‘’なんとなく‘’ではない理由があるのです。
今、読んでいる本の数々。
植物が生存戦略として、なぜこれらの芳香成分を作り出すのかを知ると
面白いし奥が深い!
二酸化炭素と水…のたった2つの物質から光合成で
薬にも毒にもなる成分を自ら作り出してしまう…
植物ってすごい!!って思えます。