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Yuka HAMAMOTO 濱元祐佳

制作過程〜修了制作「楽園追放」〜

2020.06.27 13:08

こんにちは!

今回は気まぐれで修了制作「楽園追放」の制作過程をお見せしたいと思います!


下の画像が完成形です。

制作期間は9月後半から1月くらいでしたので、ざっと4か月半でしょうか?

「楽園追放」

キャンバス、油彩

150号

2020年制作


下絵

下絵は木炭を使って描いてます。

カーボン紙を使って下絵をトレースしました。(見にくいので写真を加工してます。)


余談ですが、キャンバスがめっちゃ弛んでいたので貼りなおしました…

モチーフが少ない気がしたので追加してます。

描き始め

一層目です。上にくる色のことを考えながら割と慎重に描いています。あとこの時点で形もほとんど直します。

二層目です。色をのせ始めました。

わたしは部分的に描くことがあまり得意ではないので全体的に同じ要領で密度を上げています。

明るい色を置くところは避けつつ、影になる暗い色からのせていってます。木炭デッサンとほとんど同じやり方です。

あまり変わってないですが、服の柄を描きました。だんだんと明るい色を重ねてます。

背景の柄を描きました。

あとは全体を見て調整します。

この辺りになると描くよりも見てる時間の方が長いです。

ほぼ完成です!

今回は色んな方に手伝っていただき額装も手作りしました!感謝です!

暖かい色味に仕上がったので気に入ってます。

完成

展示風景

解説


私はこの作品で大人になりきれない自分に対する憤りや切なさを表現したかった。現代の人々にとって楽園は、おそらく「家」ではないだろうか。ここではぬいぐるみが楽園としての家から追い出される場面を描いている。ぬいぐるみを手放すと言うことは、人が子供から大人へと成長する為の儀式である。ここで登場する人物は作者自身であるが、追い出しても何度も帰ってくるぬいぐるみは、なかなか大人になれない自身を暗示している。

最後まで見ていただきありがとうございました🙇‍♀️