2020・J3開幕戦、神奈川ダービー「SC相模原vsYSCC横浜」を観た。
6月27日(土)。新型コロナウイルスの影響による
約3ヶ月半の中断・延期を経て、いよいよJリーグが戻ってきました。
この日を待ち望んできたという方も多いということでしょう。
※J1は次週の7月4日(土)から再開です。
あっ、こんにちは!横浜在住のフリーランスコピーライター中本です。
実は私、横浜FCのシーズンチケットを保有する大のサッカーファンでして、
これからは、このブログでもサッカーの話題にちょくちょく触れていきたいと思います。
そんな私が、再開初戦の閲覧カードとして選んだのは、
表題の通り、2020・J3開幕戦のSC相模原vsYSCC横浜の神奈川ダービです。
安彦孝真選手のインスタライブに触発されて…
J2・J3でいろんな試合がある中、なぜこの試合を選んだのか、
それはひとえに、YSCCに安彦孝真選手が所属しているからです。
神奈川出身の安彦選手は、高校卒業と同時にブラジルに留学し、
プロ契約を勝ち取るも、ケガをしてしまい、一度も出場することなく帰国。
それ以来、Jチームの通訳やサッカー関連のコンサルの仕事をしていたと言います。
ただ、40歳を前に一念発起。年収1,000万円ほどもあった収入とそれまでの仕事を全て捨て、
Jリーガーになるチャレンジをスタートさせます。そして、練習参加の末に、
2018年シーズンにJ2の水戸ホーリーホックとの契約をモノにしました。
その挑戦や、年棒100円という契約、各種SNSでの歯に衣着せぬ発言などが
話題を呼び、メディアなどでも注目の存在となったのです。
残念ながら、同シーズンでの水戸での出場はなく、契約満了。
2019年シーズンからYSCCに加入し、昨年には神様ジーコの記録を塗り替える
41歳でのJ最年長デビュー記録を樹立。来る今シーズンを現役最後を位置付け、
J最年長ファーストゴール記録の樹立を目標としています。
(頭の中の記憶だけで書いているので多少違う部分はあるかもしれません)
私は、そんな興味深い経歴を持ち、世間的には異端とされる存在が大好き。
Jの中断期間中、安彦選手は毎日欠かさずインスタライブで、情報発信を行っていました。
YSCC全選手と退団する「YSリレー」から始まり、自身の1人語り(たまに退団)で
サッカーだけでなく、仕事や食事のことなど、いろんなテーマをざっくばらんに話す
「インスタライブラジオ41」など、僕も気になるテーマの時にはよく観ていました。
そして、コロナ自粛中でなんだか鬱々とした気分になってしまう中でも、
元気をもらいましたし、いろんな発見や気づきを安彦選手の発信からもらいました。
本当に感謝です。そんな彼のラストシーズン=最後の挑戦を見ないわけにはいかない、
ということでJ再開初戦のカードとして選んだのです。
横浜FC出身の山本凌太郎&大内一生も出場!
YSCCのスタメンは上記の通り、安彦選手はスタートからの出場とはなりませんでした。
ただ、本来の私の推しチームである横浜FC出身の
山本凌太郎(ユース出身の21歳。昨年横浜FCと契約満了で、今年からYSCCに所属。)と
大内一生(同じくユース出身の19歳。横浜FCからの育成型期限付き移籍中。)が
揃ってスタメン入りしており、ちょっとテンションが上がりました。
特に、山本凌太郎は横浜FCではユースから上がって3年間目立った活躍ができずに0円提示。
(リーグでは数試合・数分の出場&練習試合でしか見たことがなく(主にボランチでプレー)、ボールには関与するけど当たり障りのないプレーしかしない選手という印象でした。)
合同トライアウト・練習参加を経て、やっとYSCCに所属が決まったとか。
横浜FCを見返すではないけど、今シーズン「10ゴール10アシスト」の結果を残し、
J2・J3のチームへの移籍を勝ち取ることが目標と、「YSリレー」でも話していました。
(本人はボランチではなく、香川選手のようなプレーヤーだと話していて、その時初めて知りました。)
そんな山本選手のスタメン、そして横浜FCでは見たことのない2列目での起用には、
ちょっと胸が躍りました、彼本来のプレーをようやくみることができるのかと。
試合、ぶっちゃけて言うと、そんなに面白くない。。
J3の試合をちゃんと観るのは初めてでした。
よくカテゴリーが下がるごとに、止める蹴るのクオリティが下がり、
「えっ、こんなところでミスしちゃうの?」というシーンが多くなるなんて、
いろんな選手が言ったり、メディアでも記事にしていたりしていますが、
まさにその通りという印象。
パスが2本続いて、あと1本ちゃんと通れば、チャンスになるのに。
このセンタリングやラストパスがしっかり通れば、1点取れるのに。
といったシーンが多く、チャンスらしいチャンスのほとんど生まれない試合でした。。
試合結果は、0-0のスコアレドロー。YSCCが負けなかったのは
良かったけど、点が入らないのはやっぱりツマラナイです。
ただ、その中でもミスの多い周りの選手や相手選手とは違い、
山本凌太郎はちょっとだけ違いを見せてくれたのかなと。
(本当はもっと見せて欲しい。もっと決定的な仕事やチャンスを作って欲しい)
CKやFKのプレスキッカーも任されていたし、ボールのよく集まり、
チームの中では信頼されているのかな〜という感じはしました。
ただ、ボールをもらって、失うケースは少ないものの、
相手を背負った状態や半身の状態で受けて、
単純に見方にバックパスで返してしまうケースがあまりに多かった、
もっとターンしたり、トラップして逆サイドにロングパス出したりとか、
局面を変えるようなプレーをして欲しかったという印象でした。
大内一生も、相手が決定的なシーンを作ることが少なく、
その中でも特にミスなく無難にこなしていた印象。
J初キャップを踏んだことに最大の意義があった試合かなと思います。
中本的最大のハイライトは、オニエ・オゴチュクゥ選手の出場
YSCCは「お金がない」というのが最大の理由なのでしょうが、
外国人助っ人が少ないです、というか1人しかいません。
その1人が、ナイジェリア出身のオニエ・オゴチュクゥ選手です。
高知中央高校出身で、四国のプリンスリーグで大活躍し、
高校通算108ゴールを決めて選手なのだとか。
こうした経歴からも気にせずにはいられないですよね
後半29分から右サイド(途中から左サイド)で出場し、与えられた時間は15分。
2度ほどスピードを生かしたドリブルで突破を果敢に挑んでいた姿が印象的でした。
今後少しずつ出場機会を増やしていってほしいです。
安彦選手は出場せず。。
この試合、最後の交代カードして切られたのが、オニエ選手でした。
したがって、安彦選手の出場はその時点で無くなってしまいました。
本人が一番悔しいでしょうが、私も「なんでやー!」と思いました。
この試合では、YSCCのDFの選手が2人負傷交代しており、
その影響も大きかったと思います。次戦に期待したいです。
シーズンは始まったばかり、これからだ!
まぁ、シーズン最初の試合で、それも神奈川ダービー。
双方に緊張感があり、あまり試合が動かない、ガチガチの展開になることは
振り返ってみれば、予想できたことなのかもしれません。
あー、つまんなかった、面白くなかったというのが、
試合を通じての正直な印象なのですが、ここで決め付ける必要はないし、
あんまり一喜一憂しなくても良いのかもしれません。
次節は1週間後の7月4日にすぐあり、これからは中3日も含む過密日程が続き、
毎週試合があります。YSCCのスタメンにもいろんな選手が名を連ね、
安彦選手にもきっと出場機会が訪れることでしょう。
横浜FCと試合時間が重ならなければ、
YSCCの試合も継続的にチェックして、このブログにも綴っていきたいと思います。
追記:安彦選手はこの日も21:00からインスタライブを開催してくれました。