シルバーバーチの言葉
スピリチュアルブームが続いていて、
不正を働いている方が多いので、霊能力などについてシルバーバーチの言葉や高級霊の言葉をまとめました。
騙されないようにご注意ください。
●霊能力について
※霊能力はサイキック能力(心霊的能力)と、スピリチュアル能力(霊的能力)に分けられます。
(質問)
サイキック(心霊的能力)とスピリチュアル(霊的能力)とはどこが違うのか、まだよく分かりません。今までは一緒だと思っていました。
「似てはいますが、まったくいっしょではないのです。心霊的能力(サイキック能力)のすべてが開発されても、それが高級霊の指導を受けてスピリチュアルな目的のために使用されるようになるまでは、それは霊的能力(スピリチュアル能力)とは言えないのです。
人間は物的身体のほかに霊的身体も具えています。その身体には生まれつきあらゆる心霊能力が潜在していますが、それが開発され、しかも霊界の力と融合した時始めてスピリチュアル(霊的能力)と言えるものになるのです。
この地上界の範囲だけの心霊的能力(サイキック能力)というのがあるのです。現に多くの人がそれを使用しております。五感の延長なのです。霊の世界とは何の関係もありません。物的法則とつながった心霊的法則ないし心霊的要素の範囲内の現象です。
何の代価も支払わずして入手できるものは、この地上界には一つもないということです。霊的能力の値打ちが上がるということは、霊的感度が増すということです。それをおろそかにして金儲けにうつつを抜かすと、そちらの世界では金持ちと言われても、こちらの世界では哀れな貧しい魂になってしまいます。
人間はその内部に何よりも貴重な神性という富を宿しています。大霊の一部です。地上のどこを探しても、それに匹敵する富や宝は存在しません。その魂の内部の鉱脈をいかにして探査し、肉体的本性の奥に埋もれたダイヤモンドを引き出すか、それをお教えしようとしているのです。
そのためには霊の世界の最高の界層のバイブレーションに反応するようになっていただかねばなりません。また、あなた方は一時として一人ぼっちでいることはないこと、周囲には常にあなた方を愛する大勢の人々が見守り、導き、援助し、鼓舞せんとして待機していることを知っていただきたいのです。
そうした中で霊性が開発されて行くにつれて少しずつ大霊に近づき、その摂理と調和して行くのです。
まず心霊的(サイキック)な面が開発されます。
続いて霊的(スピリチュアル)な面が開発されます。
(※サイキックとスピリチュアルの違いはこうした自我の開発のほかに心霊能力にも心霊治療にもあります。心霊能力(サイキック)について言えば、たとえば単なる透視力は動物の超能力と同じで五感の延長にすぎません。これがサイキックです。
つまり目の前に存在するもの──地上にせよ霊界にせよ──しか見えません。これに背後霊の働きが加わり、その場に存在しないもの、あるいは高次元の世界のものを映像またはシンボルの形で見せられるようになれば、それがスピリチュアルです。── 訳者)
霊性を開発し、心霊的能力(サイキック能力)を可能なかぎり霊的レベル(スピリチュアルレベル)まで引き上げなければいけません。
進歩にも二つの種類があることを知ってください。一つは精神的能力にかかわるものであり、もう一つは霊的資質にかかわるものです。前者は心霊的能力の発達であり、後者は魂の発達、霊性の進化です。霊性の進化を伴わずに心霊的能力だけが発達しても、低いバイブレーションの仕事しかできません。
●心霊治療 (ヒーリング)
(質問)
霊的治療(スピリチュアル)と磁気治療(マグネティック)では何が違うのでしょうか。
「まったく違います。磁気治療は、治療家自身から出る磁気エネルギーによって病気を治します。霊的治療は、治療家のバイブレーションが霊界の治療家のバイブレーションと一体となり、通常では物質界の圏内には届かない治療エネルギーがその治療家を通して流入するようになるのです。」
心霊治療の目的はきわめて単純です。魂を目覚めさせること、これに尽きます。身体の症状が消えても魂が霊的なものに目覚めなかったら、その治療は失敗したことになります。反対に病気そのものは治っていなくとも、魂が目覚めて霊的なものに関心を抱くようになれば、その治療は成功したことになります。
実を言いますと、もともと霊界において意図された心霊治療は、そうした病気を癒やすことを唯一の目的として考え出されたものではありません。
その病気の源となっているもの、つまり内的な不完全性を修正することが目的であり、その障害物となっているものを取り除くパワーをもった生命力を治療家を通して流し込むということで、そこが肝心な点です。
一口に心霊治療と言っても、内面的にみれば磁気的(マグネティック)なもので生理的とも言えるものと、心霊的(サイキック)ではあっても霊的(スピリチュアル)とは言えないもの、そしてわれわれ霊による最も程度の高いもの、すなわち治療家と霊界の医師との波長が一致し、しかも患者の治るべき時機が熟している時に治療家が一切手を触れずに一瞬の内に治してしまうものがあります。
健康体のもつ磁気だけでも治る場合があります。その時は霊界とは何のかかわりもありません。その方法と霊的方法との中間的なものがサイキックなもので、遠隔治療と呼ばれているものはたいていこれによります。
その上にあるのが治療家を通して霊界の医師が症状に応じた治療エネルギーを注ぎ込むやり方で、患者の身体に一切触れずに一瞬の内に治すことができます。
その治療エネルギーは実は人間の全てに宿されているのです。霊的兵器庫の中にしまわれていて、努力次第で活用することができるのです。身体に自然治癒力があるように、霊的存在であるあなた方には霊的に治癒する力が具わっております。ただそれにはそれなりの摂理があるということです。
治病能力は霊的身体のみが有する霊的能力の一つです。霊の目で見る霊視能力、霊の耳で聞く霊聴能力と同じです。ですから、治療家としての仕事をするには霊力のお世話にならねばなりません。
●霊界通信 (チャネリング)
霊媒現象とは、スピリチュアルなものとサイキックなものの組み合わせです。その融合作用で、霊的通信が行われるのです。霊界との交信は、霊媒の持つ能力だけで行われるのではありません。支配霊や指導霊の協力によって行われるのです。
霊媒の口をついて出るものをぜんぶ鵜呑みにしてはいけません。あなたの理性が反撥するもの、あなたの知性を侮辱するものは拒絶なさい。理に適っていると思えるもの、価値があると確信できるもののみを受け入れなさい。何でもすぐに信じる必要はありません。あなた自身の判断力にしっくりくるものだけを受け入れればいいのです。
私たちは誤りを犯す可能性のある道具を使用しているのです。交信状態が芳しくない時があります。うっかりミスを犯すことがあります。伝えたいことのすべてが伝えられないことがあります。他にもいろいろと障害があります。霊媒の健康状態、潜在意識の中の思念、かたくなに固執している観念などが伝達を妨げることもあります。その上に、私たちスピリット自身も誤りを犯す存在だということを忘れてはなりません。死によって無限の知識のすべてを手にできるようになるわけではありません。地上時代より少しだけ先が見えるようになるだけです。そこであなた方より多くを知った分だけをこうしてお授けしたいと思うわけです。私たちも知らないことが沢山あります。が、少しでも多く知ろうと努力を続けております。
霊媒現象がただのサイキックなものに止まるのであれば、せっかく教会を設立した意味がなくなります。ぜひともスピリチュアルなレベルにまで上げないといけません。みなさんに知っていただきたいのは、霊の資質は、下等なものから高等なものへと、段階的に顕現させることができるということです。
それを、最下等のサイキックなレベルで満足しているということは、進歩していないということになります。停滞しているということです。
通信霊がいかなる霊格の持ち主であるかは、人間の人格を推し量る時と同じように、その言っていることによって判断しなくてはなりません……霊格はその言葉に表れる――これは間違いない尺度であって、まず例外は有り得ません。
高級霊からのメッセージはただ内容が素晴らしいというだけではありません。その文体が、素朴でありながら威厳に満ちています。低級霊になると、やたら立派そうな派手な用語を用いながら、訴える力がこもっていません。用心しなければならないのは、知性です。ふんだんに知識をひけらかしているからといって高級霊と思ってはなりません。知性は必ずしも徳性ないし霊性の証明ではないのです。
繰り返しますが、霊的通信を受け取った時は、内容的に見て理性と常識に反するものはないか、文章や言葉に品位があるか、偉ぶったところや尊大な態度は見られないか、といった点を検証しないといけません。そうした態度に出た時、もしも機嫌を損ねるようであったら、それは低級霊・未熟霊・邪霊の類いと思って差し支えありません。高級霊ないし善霊は絶対に機嫌を損ねないどころか、むしろそうした態度を歓迎するものなのです。何一つ恐れる必要がないからです。
(霊媒の書より)