日本センチュリー交響楽団:第209回定期演奏会
2016年5月13日(金)
日本センチュリー交響楽団:第209回定期演奏会
ザ・シンフォニーホール
指揮者のドミトリー・リスさんがロシア魂を見せる超熱いメラメラな演奏会でした!!
チャイコはロシア人の魂だー!!って熱い思いがすっごい伝わったです(*´ω`*)
前半のショスタコはソリストのツィンマーマンさんの若いけど誠実で堅実さを感じる演奏も相まって、重苦しい何とも言えない独特の雰囲気が後半の悲愴の序章を思わせました。
前半と後半の曲の雰囲気が何となく繋がってたなぁ
そして、後半の「悲愴」。
第四楽章で本領発揮の、大嵐の船に乗ったか、吹き荒れる台風の中に放り出されたかのような気分で
「グオォォォーーー!!!」
という感じで、演奏してる団員さんも聴いている私も追い付くのに必死な状況にwwww
...何とも濃厚でした。
演奏後は拍手も無くシーンと静まり返って、荒れ狂った嵐が過ぎ去った後のような重い沈黙が長く続いたのがこの曲の演奏を全てを表現してたような気がします。
「ふぉぉぉー!!!」と、凄い形相で全身でうねった動きしてて熱いけど、頭はかなり冷静でティンパニーとか金管の重要な部分の出だしはキッチリ明確に指示してて、見てても分かり易い指揮でした。
個人的に又センチュリーに来てチャイコ全曲演奏やって欲しいなぁ〜
指揮:ドミトリー・リス
ヴァイオリン:セルゲ・ツィンマーマン
◆プログラム◆
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 嬰ハ短調 作品129
チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 作品74「悲愴」
終演後に、唯一話が出来る
(ファンなので覚えられてしまった...)
ホルンのみむたんさんがロビーに居たので演奏について話が出来たのだけど、グオォォォーな指揮についていくのが必死で巻き込まれて飛ばされないようにしてたそうです。
第一声が「疲れました」でした(笑)
すっごいエネルギー使って疲れたらしいです。
オモシロキャラなのでリスさんのウネウネ〜とした動きの真似しながら話してくれました。
「本当に明るい素直な良い子だなぁ」
ってみむたんさんと話すと何時も思うわぁ(*´ェ`*)ポッ
センチュリーは正直、私的に感想のムラがどうしても多いのだけど、こういう演奏を聴くと又聴きに行きたいと思ってしまうのよね〜