#118 ホップとスズメ
【福井尚子・高志】
緊急事態宣言が解除されて以降も、引き続き峠公園との往復が生活の中心になっている今日この頃です。どこかに出かけることもすっかり減ってしまいましたが、そんな日常生活の中での話を2つほど。
まず一つ目は、去年から栽培を始めたホップ。去年はビールを作るどころか、花が咲くまでもいかず、残念な結果に終わってしまいました。
しかしながら、ホップは宿根草といって、寒さに強く根だけで冬を越すことが出来るので、根っこさえ枯らさなければ、毎年チャレンジが可能です。無事、根を枯らさずに冬を越すことができましたので、今年もホップ栽培にチャレンジすることにしました。
(春の様子。少しずつ芽が出てきています)
インターネットで調べてみると、1年目はあまり育たず、2-3年目に収穫できた事例も多くあったので、去年よりは期待が持てそうです。とは言えできる改善はしてみようと、地植えをすることにしました。去年はプランターを使っていたのですが、根が強く大きくなるホップには物足りなかったのかもしれません。
地植えにすることで、強く根を伸ばしてくれることに期待です。栽培場所が、同じ団地内でも少し離れたところにあるため、去年は少し忙しくなるとタイムリーに水やりできないこともあったのですが、その心配はだいぶ軽減されそう。
プランターからの植え替えについては、同じ団地に住むアグリサポーターの岡嵜さんが指導、協力してくれました。農業関連のプロからアドバイスをもらえるのは非常に心強いですね。
現在の生育状況はこんな感じで、大きい方の高さは1メートルを超え、今のところ順調そうです。
今年は少量でもいいので、花が咲いて収穫までこぎつけられたらと思っております。
続いて2つ目ですが、先日、ふと思い立ってベランダを確認したところ、給湯器の中に立派な鳥の巣ができていました。
最近、ベランダにチュンチュンとよく鳴き声が聞こえるなぁとは思っていましたし、鳥の糞も少し落ちていたので、たまにスズメが遊びに来ているのかなぁとしか思っていなかったのですが、とても立派な巣が出来上がっていました。
場所が場所なので、中に卵が出来てないことを確認してから撤去をすることに(卵がある巣の撤去は、鳥獣保護法で禁じられているようです。なんと、1年以上の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があるとのこと)。
しかしながら、あまりにも立派な巣で、枝を器用に絡め合わせ、卵を産む準備も万端といった様子。捨てるのも忍びなかったので段ボールに移し、ベランダに置いておきました。
それから数日、そろそろ巣を撤去しようかなぁと念のため中を覗いてみたら…なんと!数個の卵がしっかりと産み落とされています。
巣が出来ていただけでもビックリだったのに、卵が産まれて二度ビックリ。ネットで調べてみたところ、おそらくスズメの卵で間違いなさそう。孵化率は6割程度とあまり高くないようですが、かわいい雛が生まれるところを、楽しみに見守りたいと思います。