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【6月定例県議会:農林水産常任委員会報告】

2020.06.29 03:23

   6月25日(木)に6月定例千葉県議会での農林水産常任委員会が開催され、委員として出席しました。


 主な審議内容は、6月補正予算で計上された、新型コロナ対策に関する補正予算案についての第1号議案です。

 補正に盛り込まれた支援策の一つに、県は新たに県内農林漁業関係団体とで構成された「千葉県農林水産物販売緊急対策協議会」を立ち上げて、販売促進に向けた販路開拓など需要回復への取り組みに対する質疑が行われました。

 県内農林水産物のコロナの影響を確認したところ、「花きが2割」「牛肉が3割」「伊勢海老や真鯛は3~6割」と価格が落ち込んだため、その販売促進策の第一弾として、県内農林水産物の詰め合わせセットを初めてインターネット販売するなど、年度内までを目途に協議会で需要回復に取り組んでいくこととなっています。


 また別の支援策では、コロナ禍での消費低迷により牛肉やサザエ、金目鯛などの在庫が増加し滞留している状況を改善するため、希望する県内の公立・私立の小中学校等に給食の食材として提供する取り組みについて議論されました。

 それぞれの学校に事前調査した結果、牛肉は214校で延べ約15万人分、水産物では200校で延べ約20万人分の希望が挙がったことから、牛肉、水産物のそれぞれにおいて100g当たり1,000円を上限に3回程度ずつ提供する予定であることが明らかになりました。


 その他において、私からは、昨年の3回にわたる台風被害を受けた農業用ハウスの復旧状況について確認したところ、9千件の支援事業の要望に対し約6割の事業計画を承認し、工事については3割程度の復旧がされているところで、引き続き事業の推進を図っていくこととなっています。

 また台風に関連して、佐倉市の弥富川で決壊し付近の農園に甚大な被害が発生したことを受け、昨年11月に党・山口那津男代表と共に現地で被害調査をしたことから、12月県議会で早期改修工事を求める質問を行い、その後の進捗状況を確認しました。

 今年度は元々計画されていた鹿島川と合流する最下流箇所の工事に加え、要望していた決壊箇所の工事も先行して行うこととなり、7月下旬には工事業者を選定する開札予定であることが明らかになりました。

 被害を受けた地元佐倉市の農政関係者からは工事の早期化を強く求められていたので、大変に喜ばれることと思われます。