ちょっと諏訪まで
ある晴れた日。
ちょいと諏訪までツーリング
ではなく、引き上げレスキュー出動です。
赤いインジケーターが点灯してエンジンがストールした との事だったので
こりゃぁ~エライこっちゃ!ってんで急いで現場急行。
大雑把なヒアリングで急行しちゃったもんで、冷静に考えれば電話口である程度の対処は可能でした。
反省。
どうしてもオイル警告灯が点灯ってのが最初にインプットされちゃったもんで。
エンジンブローであったとすれば、異音や白煙などの非常に判りやすい症状がでるもんです。
現場に到着して、恐る恐るスターターを回すと、なんとも普通にスターターが廻る。
この時点で気づきました。
ガス欠でした(照)
みなさんもエンジンが止まったときにはまず確認しましょう。
コックがONになっていれば、RESにしてみる。
それでも変わらなければPRIにしてみる。シンプルだけどコレ大事。
ま、結論だけフォーカスすればそれだけの事なんですが、どうにも納得がいかないと言うか
腑に落ちない。
それは何故かというと、オーナーさんは高速(府中)に乗る手前でガソリンを満タンにしたとのこと。
諏訪まで約180Kmほどです。
W650は非常に燃費が良く、条件が悪くても24Km/L・条件がよければ30km/Lは走るんです。
つまり、諏訪ぐらいまでなら余裕でガス欠にならずに走れるはずなんですが、なぜかガス欠。
う~ん。現場で修理するにはちょっと時間がかかりそうだし、原因をキチンと探求しないと不安は残ります。
って訳でピックアップして一旦お店へ。
お店でバイクを下ろして、もう一度確認します。
バキュームテスターを使って、コックのダイアフラムを作動させてみます。
ONの位置ではやはりガソリンは流れてこない。
写真だとわかりにくいですが、RES(リザーブ)の位置でダイアフラムを作動させるとガソリンが流れてくる。
ちなみにPRI(プライマリ)でもガソリンは流れてくる。
やっぱりただのガス欠な訳ですが、上の通り、ちょっと説明がつかない。
にしてもなんでIONの吸い口の高さとRESの吸い口の高さにこんなに差があるんだろ??
吸えない領域があるってことっすかね。
とりあえずコックは以上ナシ。
若干パッキンから滲みが確認できましたのでパッキンだけ交換します。
パッキンからの滲みでそんなに燃費に影響は無いかと思いますので、順を追って探求していきます。
つづく