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スニーカーのススメ|08 〜ナイキ編〜

2016.05.29 02:00

今回はやっぱり何と言っても、世の中をいつも様々な方法でびっくりさせてくれる、ナイキについて。

様々なスポーツ分野の発展をサポートし、アスリート達の自己ベストを支えるため、日々研究開発を重ねています。自社工場は持たない方針で、世界中に約800以上の契約工場があるんだそうです。ビジネスプランに合わせて、プロダクションもコントロールされています。

オレゴン州のポートランドを本社に構え、工場全世界に約22,000人もの従業員を抱える、正にモンスター企業。

その始まりは、オレゴン大学で陸上部のコーチをしながら、自作のスニーカーを制作していたビル・バウワーマンと、その陸上部に所属していたフィル・ナイトさんが、1964年にブルーリボンスポーツ社を設立した時に遡ります。

その当時は意外にも、オニツカタイガーの輸入販売と開発担当でした。ナイキはオニツカタイガーが産んだと言っても、過言ではないかもしれませんね。二人ともたくさんのアイディアをオニツカタイガーに出し続け、次第に二人のアイディアが広くアメリカで支持されるようになります。そして、当時売り上げが伸び悩んでいた1968年にオニツカタイガーとの取引を停止した後、自社ブランドとして、ナイキをスタートさせました。

NIKE【ナイキ】:名前の由来は、ギリシャ神話の勝利の女神「ニケ(nike)」

ちなみに、ロゴマークはニケの翼をモチーフにされ、スウッシュ (Swoosh)と名前が付けられています。

ナイキが広く瞬く間に広がった一つのきっかけは。

ナイキの創業者の一人、ビル・バウワーマンが朝食の時にワッフルメーカーを見て、あるソールのデザインアイデアを思いついたことに始まります。

このソールのアイディアがワッフルスニーカーと呼ばれ、滑り易い環境でも安定したしたグリップ力を発揮。これまでのスニーカーソールの概念を覆しました。

そして、もう一つ。彼らが成し遂げたエアクッションシステム。

窒素ガスを充填したポリウレタンカプセルをソールに入れちゃう、スニーカーの軽量化とクッション性を両立させた最先端技術。

どんな思考回路で今まで誰も考えなかったものを、世の中に生み出すんでしょうか。開けて見てみたい。

彼らのすごいところは、まだまだ進化し続けているところ。

フォレストガンプの中で登場した、ナイキのコルテッツが欲しくなった人も少なくないはず。

現在ナイキ社のスニーカー以外を含むスポーツ用品は、全世界マーケットの中でなんと32%ものシェアを占めているんだそう。そういえば、絶対一つはみんな使っているもんなぁ。


そういえば。

今朝Brooklynにある大きな、Prospect Parkを走っていたら、I'm alive!(俺は生きている!)と叫び散らしながら走る人がいました。おかげさまで、自己最速記録を出しました。