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混声合唱団コール・カーメティー

【楽曲紹介】モンキーバナナ好きメンバーがzoomで同窓会

2020.07.22 04:00

 こんにちは、だんちょーです。

 先日、高校時代の音楽部同期メンバーでzoom同窓会を開催しました^^ うちの代はソプラノ×1、アルト×1、テノール×1の超小人数で、頭は音楽のことよりも来年度の部員集めのことでいっぱいでしたと言っても過言ではありませんでしたね...^^;

 そこに男声の先輩2名を加えた総勢5名の音楽部が、年度の締め括り、定期演奏会にて演奏しようと思った曲は...?


楽曲データ

 ◆混声合唱組曲 ティオの夜の旅

  池澤夏樹/詩  木下牧子/曲

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思い出のエピソード

 3人揃って初めに一言、よくこの曲集をやったなぁ、と。こちらはOBOGの先輩たちと共演する合同ステージで披露した曲集なのですが、まぁとにかく大変で。ラテン語の宗教曲などで「(歌詞の)意味わかんない」と思ったことはあるけれど、日本語の曲でそう思ったのは初めてでした。

 というのも、いわゆる"難解な現代詩"と呼ばれる作品をそれまでに取り扱ったことがなく、文字通り小節の度に拍の取り方が変わり、div.(パート内でさらにパートが分かれること)もしょっちゅう出てくる...という。。当時1年生のわたしたちには初物づくしのような曲集でした^^;

 ただ、それまではひとり1パート状態だったわたしたちが、OBOGの先輩たちのお力も借りて安心して歌うことができ、ある意味では初めて”合唱を楽しむことができた”曲集でもあると言えましょう。

 加えて、初めてプロのピアニストさんの伴奏を聴いたときの感動たるや、"え、本当にいつもの(音楽室の)ピアノ??"という感覚です。また一緒に演奏できる日が来るといいなぁ...!!


ちゃんと音楽の話もします

 この曲集は全5曲で構成されていますが、中でも後半3曲が特に印象深いです。

 3曲目の「環礁」は演奏時間が5'10"と、まぁとにかく長い。pp(ピアニッシモ)からfff(フォルティシシモ)までという幅広い音量面での表現が求められる(ものすごく体力使う)うえ、ラストの"濡れれば潮 乾けば塩"という歌詞が繰り返される"潮塩ゾーン"は音が高い!!曲集の最初のページで作曲者の木下牧子さんが「技術的にはさして問題はなく...」と解説されていますが、これ、多分ウソです(笑)

 スタミナがゼロになったところで、4曲目は「ローラビーチ」という穏やかな曲。一言で表すならば"ソプラノの曲"といったところでしょうか。とにかく綺麗な曲です。ベッドの中で聴こうものなら確実にアナタを眠りの世界に導いてくれそうな曲です。だんちょー's聴きどころポイントは最後!ピアノ伴奏が限りなくゼロの状態からのベースソロ、ここを歌っている先輩方のカッコよさをどう表現したら良いものか...。

 そして、終曲「ティオの夜の旅」です。一言で言えば"拍子が変わりすぎ"なのです。みなさんは、拍子って何種類くらい目にしたことがありますか?オーソドックスな4/4や3/4はもちろん、6/8も目にする機会が多いでしょうか。

 今回改めて楽譜を見直して、わたくしたち数えました。一体何パターン出てくるのだろうかと。。

結論はぜひご自身の目で曲集を見てみてください!1ページ目からしてビックリΣ(・ω・ノ)ノ!すると思います(笑)

 また、この曲はその歌詞や世界観にも注目です。この記事の冒頭でも書きましたが、とにかく「意味わかんない」のです。"電気麻酔が像を結びはじめて" "モンキーバナナは涙を落とし" "通信販売の型録にまたがり"(注:型録=カタログ) "青い発電機をまえわす"など、とにかくチンプンカンプンでした。けれども、分からないながらもあれこれ想像しながら楽しく歌っていました。演奏経験のある方いらっしゃいましたら、ぜひぜひコメント欄で歌詞の解釈など語ってください!^^


最後に一言

 部活で食べるおやつはしばらくモンキーバナナだった。

 ※次回の更新は7/25(土)13:00を予定しています。