免疫アップ
https://www.city.higashiyamato.lg.jp/index.cfm/37,102822,400,html【新型コロナウイルスの感染予防に努めましょう】 より
新型コロナウイルスの感染予防のために、外出を自粛し人ごみを避けることや、マスクの着用、手洗い・手指消毒剤の使用が推奨されています。
さらに、それらに加えて免疫力をアップさせることが、感染予防に重要であると筑波大学から情報提供がありましたので、紹介します。
免疫力をアップさせるためには、運動、食事、睡眠、笑顔を意識した生活が効果的であるということです。
日常生活の中でそれらを意識して、感染対策に努めましょう。
運動のポイント
体温が上がると免疫力が高まります。
人ごみを避けて散歩しましょう。
1週間単位で、1日の平均歩数を8000歩以上を目指す。
(4月7日に緊急事態宣言が出され、市内においても外出の自粛をお願いしております。不要不急の外出はお控えください)
自宅や職場で週3日、1回2~3種目筋トレを行なうと足腰が弱くなりにくくなる。
筑波大学は自宅でできる運動の動画も紹介しています。テレワークの休憩時や、親子でできる運動について、動画でわかりやすく紹介されているので、ぜひご覧ください。
*「東大和元気ゆうゆう体操」も、屋内でも実施できる体操です。もともとは高齢者の介護予防と健康維持を目的に、市民の方々と一緒に制作した体操ですが、「体の筋力アップ」や「バランス能力の向上」など、幅広い年代の方に効果のある体操です。
外出自粛で運動不足とならないように、無理のない範囲でチャレンジしてみてください。
東大和元気ゆうゆう体操パンフレット(表) 東大和元気ゆうゆう体操パンフレット(裏) 東大和元気ゆうゆう体操動画
手洗いのポイント
流水と石鹸を使用した基本の手洗いでウイルスを洗い流す。
手指消毒用アルコールによる消毒。
コロナウイルスは70%以上のアルコールに弱い(市販のものはこれにあたります)
現在、手指消毒剤が不足しておりますが、基本の手洗いを丁寧に行なうことでウイルスを十分に除去することはできます。
食器、手すり、ドアノブなど身近な物の消毒には、アルコールよりも熱水や塩素系漂白剤が有効です。
熱水を使う際は火傷に注意して、塩素系漂白剤を使用する際は0.05%に薄めた物で消毒しましょう。
厚生労働省・経済産業省「身のまわりを清潔にしましょう」
食事のポイント
腸内環境を整えるのに効果のある発酵食品や食物繊維を意識してとる(免疫細胞の約7割が腸内にあります)。
バランスに配慮した食事を心がける。
*参考に東大和市で過去に実施した「いきいきヘルシー教室」の腸活レシピをご紹介します。ぜひご自宅で作ってみてください。 イキイキレシピ(1) イキイキレシピ(2)
笑顔
笑うことで、NK細胞が増え、免疫力がアップします。
*NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は生まれながらに備えている体の防衛機構として働く細胞のことです。
本当に「おかしい」と感じての笑いでなくても、おかしいと感じて笑ったときと同様の健康効果が得られるといわれています。
お好きな映画やバラエティ番組・漫画・本の鑑賞、外出自粛のために直接会うことはできなくても電話やメール・SNS等を活用してご家族やご友人との雑談を楽しむことはできます。毎日の生活の中に意識的に笑いを取り入れましょう。
咳エチケットを守りましょう
咳やくしゃみをする際は、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえましょう。
「コロナ疲れ」は大丈夫ですか?
新型コロナウイルス予防のために、学校の休校や各種イベントの中止、お勤めされている方の在宅勤務など、外出の自粛要請が続いております。
また4月7日には、国から「緊急事態宣言」も出され、市民の皆さまにも、より一層の感染予防へのご協力をお願いしているところです。
感染拡大への緊張感が高まるなか、最近は「コロナ疲れ」や「コロナ鬱」といった言葉も聞かれるようになってきました。
つらい気持ちはひとりで抱え込まず、人に話すことが大切です。周囲の話しやすい人に相談してみましょう。
また、一般的に「眠れない」「疲れやすい」「食欲不振」「頭痛」「不安感」「集中力の低下」などといった症状が2週間以上続く場合はうつの可能性もございます。無理せず、医療機関に相談・受診をするようにしましょう。
https://www.saiseikai.or.jp/feature/covid19/fermented_food/【「発酵食品」で腸内環境を整えて免疫力を高めよう】 より
新型コロナウイルスへの対策として免疫力アップが注目されています。腸の健康を保つことが免疫力を高める鍵ともいわれていますが、そのためには腸内の善玉菌を増やすことが大事です。腸内環境を改善し、免疫力向上の効果が期待できる発酵食品を普段の食事に積極的に取り入れていきたいですね。
漬物、納豆、チーズなど私たちが普段から口にする機会が多い発酵食品。これら発酵食品は、微生物たちの活動によりさまざまな原料が「発酵」することによってできあがります。
例えば「大豆」であれば、コウジカビが大豆のたんぱく質を分解してアミノ酸などを作ると「味噌」ができます。
このように微生物が何かを分解して作り出す活動が発酵であり、そこから生まれる食べ物が発酵食品なのです。
発酵食品には、パンやワイン、チーズ、ヨーグルトなど世界各地に多くの種類があり、もちろん日本にもさまざまな発酵食品があります。かつお節、醤油、酢、みりん、漬物、甘酒、納豆と、日常の食卓でもよく見かける食材が多いです。
私たちの腸内にはさまざまな菌がすんでいて、それらは大きく「善玉菌」と「悪玉菌」に分けられます。善玉菌は私たちの身体の調子を整えてくれますが、そのはたらきの一つに免疫細胞の活性化があります。発酵食品にはこの善玉菌が豊富に含まれるので、食べることで直接摂取することができます。
済生会では管理栄養士監修による「腸内環境を整える発酵食レシピ」をホームページに掲載しています。
発酵食品には血行を促進して代謝を上げる作用もあるため、「コロナ太り」へのダイエット効果も期待できますよ。おうち料理でも、ぜひ発酵食品を食べてみてください!
https://www.fuun-sha.co.jp/?p=1076 【麴のちから!】山元正博(農学博士)著 より
麴のちからって?
①食べ物が美味しくなる
●お漬物。大根、白菜、キャベツ、きゅうりなどをよく洗い、目分量で10分に1ほどの塩麴を入れて揉む→ジッパーつきの袋などでなるべく真空状態に→冷蔵庫でひと晩寝かせる→あっという間に美味しいお漬物ができる。塩麴を入れると、麴菌にある乳酸菌の成長を促す酵素が働いて、それが乳酸菌を増殖させるからうま味が出るのです●その塩麴に、ちょっとヨーグルトを入れてみる→乳酸菌が大量に増えて、お漬物に、さらにうま味が出る●お米に塩麴を入れて炊く→メチャメチャご飯がうまくなる→米粒の照りがちがう→塩おにぎりの味●刺身を美味しく食べる→塩麴を塗るだけ。ものの5分でうま味がバーッと溶け出す。使用前と使用後の違いを感じてみる●食べ残しの刺身。塩麴に漬け込んで冷蔵庫にひと晩→翌朝ホカホカご飯の上にのせてお湯をかけて食う→最高のお茶漬け。杜氏さんの食べ方●たとえばポークソティ用のお肉。塩麹に漬けてひと晩冷蔵庫で寝かせる。これはうまい。調味料も何もいらない。ケモノ臭さが消える●豆腐を塩麴の中に漬ける→豆腐の水分が外に出て塩麴の酵素が豆腐の中に→酵素が豆腐のタンパク質を分解してアミノ酸を出す→豆腐がきゅっと締まり、最後は高野豆腐状に変わる→酒のつまみ●たまごの黄身を塩麴に漬ける→半熟状に。まったりとした黄身、うっすら塩味。これは逸品。
—-ざっとこんな具合です。でも、これはもうご存じかもしれませんね。
では次は?
②ホンモノの塩麴を味わう
ブームのあおりで、酵素のない、いい加減な塩麴が出回っています。麴が本来持っている酵素の力がほとんどなくなっている塩麴、それがニセモノです●早期熟成の甘い塩麴はダメ。タンパク分解酵素が壊れているから。常温で時間をかけて発酵させた塩麴がベスト。酵素の力が強いから●舐めてみて甘い塩麴はダメ。信頼できるメーカーのものを使う●自分でつくる。水を加える以前の塩麴を購入して、自分で水を加えて、発酵させる。これがいちばん。
③麴で健康になる
●歯ブラシに塩麴をちょっと塗って歯を磨く。歯についた有機物を塩麴の酵素が分解してくれます。抗酸化作用で歯周病の予防にもなる。ただし磨いた後は、ちゃんとすすぐ●更年期障害。更年期(「チェンジ・オブ・ライフ」)とは、人生の変わり目に現われる心身の不具合、ですね。女性ホルモンがある時期ガクンと減ることで出てくるストレスのせいで、おかしくなるのです。麴に含まれるある物質(ブトキシブチルアルコール)がストレスホルモンの分泌を抑えてくれるのです。そこで「ニンニク麴」をつくって、悩んでいた女房に飲ませたら、更年期障害がケロッと消えました。頭痛も。「ニンニク麴」は、麴を最高のレベルにまで高めた最強のサプリメントです●焼酎杜氏はがんにならない→もろみ(焼酎原液)を毎日ぺロリと舐めているから→それにヒントを得て「前立腺の友」というドリンク剤をつくった。インフルエンザに負けなくなった、前立腺がんが消えた、咽頭ポリープが消えた–というような例証が出てきました●本格派のマッコリ。あちこちでマッコリが販売されています。著者も何度かそれらを飲んでみました。しかし一度もうまいと思ったことはありません。マッコリとは本来、米や小麦を使って麴をつくり、それに酵母と乳酸菌を加えてアルコール発酵をさせたもの。「麴、酵母、乳酸菌が渾然一体となっている韓国風どぶろく」です。市販のマッコリに驚いて、こんなもんじゃないだろうと著者が造ったのが「源一郎さんのマッコリ」。大事なことは、酵母が生きているので味はどんどん変わっていくこと。できたてのマッコリはアルコール分2%程度の甘みの強い飲み物。日を置くに従ってだんだん酵母によるアルコール発酵が進み、甘味が減り、1〜2週間でアルコール分8%程度の酸味の強いお酒に変わっていく。発酵の過程で異なる味わいを楽しむ–それがマッコリを飲む醍醐味。便秘になりにくく、朝のお通じが良くなる。肌がツヤツヤする。これで花粉症も撃退しました●麴には、酸化を防いで老化を抑える「還元作用」●免疫抵抗力の強化●消化促進●腸内菌を健康にする●メタボ改善効果●デトックス(解毒)作用があります。
④環境を浄化する。
●レストランの排油を分解する●浄化槽の悪臭を消す●排水浄化●養豚場の悪臭を消す●健康な家畜を育てる●「完熟堆肥」をつくる●食品リサイクル、理想的な「リサイクル・ループ」をつくる●家畜の屎尿と化学物質で汚染された大地を、麴菌が見事に浄化してくれました。
⑤ストレスをとる
●ストレスは万病のもと。ある動物実験で、「麴菌が脳の下垂体に作用してストレスホルモンの分泌を抑制する」という事実を発見しました。その正体は、麴菌の出すブトキシブチルアルコール(BBA)でした●ストレスがかかると動物は必要以上に食べる。「ストレス太り」は人間も同じ。BBAによるストレス抑制効果。これは人間にも適用できるのではないか●するとこれまでの研究成果が点と点を結ぶようにつながった。妻の更年期障害が麴ニンニクで消えたこと、杜氏さんたちがもろみ(焼酎原液)を舐めていることでがん患者がいないこと、叔父の食道がんやKさんの前立腺がんが「前立腺の友」で抑制効果が見られたこと、韓国食品研究所がマッコリには「ファルネソール」という抗腫瘍性物質が大量に含まれていると発表したこと—これらがストレス抑制にひと役買ったことは間違いありません。麴の持つ大きな力は、ストレス抑制効果ではないか――これが著者のたどり着いた地点。いまさらなる研究を進めています。
【編集者のメモ】
山元正博さん、通称ゲンさん。薩摩隼人が背広を着て歩いているような快男子。東大出、自顕流–文武両道の猛者は、ひところはずいぶん鳴らしたようです。祖父は“麴の神様”、父が”焼酎の神様“。ゲンさんは種麴屋の3代目。頭のてっぺんからつま先まで麴まみれで育った“麴っ子”。発酵学を極めようと進んだ東大農学部では「麴は終わった学問だよ」とガツンと頭をたたかれ、内心憤然と。実際、研究室での研究は終わっていました。しかし麴への思いは消えず、モヤモヤが残ったまま帰省して家業を継ぎます。麴屋の仕事は肉体労働の連続です。折からの焼酎ブームで九州中、日本中を東奔西走します。ところがある事件をきっかけに父親と決別する羽目になりました。ここまでが第1ステージ。
苦難はそれからです。独力で億単位の資金を調達し、焼酎観光工場、ビール工場をつくり、年間40万人のお客が来るまでに事業は成功します。観光工場が閑散として絶望していた時代が夢のようです。この時代、頭が真っ白になりました。ほっとひと息ついたある日、ゲンさんは自問自答します。「お前のやりたいことは観光工場か?」「いや、違う。オレがやりたいのは麴だ、麴の研究だ」。わが道が見えたのです。
第3ステージ。
ゲンさんは、麴(麴菌)の研究に特化しました。麴の力は食べ物をうまくするだけではない。人間の身体にいい、もっと秘められた力があるはずだ。こうして「NK細胞」を増強する麴菌ドリンク「前立腺の友」を試作し、本格派マッコリをつくり、花粉症の撃退、男性の女性化の防止、「更年期障害」を退治する、農薬のデトックス(解毒)にいいなどなど、麴の持つ力を人間の健康面に向けて押し広げていきます。
そればかりではありません。「農」や「食」にも舵を向けたのです。
●養豚業の悪臭を退治するにはどうしたらいいか。
●食品リサイクルをうまく機能させるにはどうしたらいいか。
●完熟堆肥をつくるにはどうするか。
●健康な家畜を育てるにはどうするか。
●理想的な「リサイクル・ループ」ができないか。
●家畜の屎尿や化学肥料で汚染されっぱなしの土壌をどう浄化するか。
●浄化槽の悪臭は?
●グリストラップの浄化は?
●排水浄化は?
これら「農」や「食」のケースではどれもこれも、麴(麴菌)の力でうまくいきました。見事に、きれいさっぱり解決できました。麴が、人間の健康はもとより農業や畜産世界、環境浄化などに役立つことを実証したのです。
なかでもある動物実験で、「麴菌が脳の下垂体に作用してストレスホルモンの分泌を抑制する」という事実を発見したことは驚きでした。その正体は、麴菌の出すブトキシブチルアルコールでした。ストレスがかかると動物は必要以上に食べる。「ストレス太り」は人間も同じ。ストレスホルモンの分泌抑制、これは人間にも適用できるのではないか。これが麴菌の最大の力ではないか—それがゲンさんの研究テーマです。
麴が食べ物をうまくすることは紛れもない事実です。
塩麴ブームは嬉しいのですが、一過性にするにはもったいない。
それだけじゃありません。麴にはもっと秘められた力がある。
それをちょっと覗いてほしい—それがゲンさんの願いです。
いつでもどこでも、麴のある暮らし。
それを心がけてくださいというわけです。