スワイショウ
https://ca-pore.com/_ct/17347996 【は心身の不調を治す「動く禅」】
漢字では甩手(せいしゅ)と書く
約20年の外科医生活に終止符を打ち、自然治癒力を高めるための活動として、これまでガン患者の会の顧問医を引き受けたり、自然療法を学ぶ会を定期的に開催しています。
こうした活動の中で、誰でも簡単にできる「スワイショウ」(腕振り体操)を多くのかたに勧めてきました。
スワイショウとは、中国で古くから伝わってきた腕を振る運動で、太極拳などにも取り入れられています。漢字では甩手(せいしゅ)と書きます。その原点は、1500年前にインドから中国に渡った仏教僧の達磨がもたらした「達磨易筋経」にあるようです。
スワイショウは「百病皆治」、つまり、さまざまな病気を治す効果があるとされています。実際、これまでスワイショウを指導したかたから、
・首の痛みや腰痛が和らいだ
・不眠に効果があった
・便秘が改善した
・猫背が治ってダイエット効果もあった、など多くの改善報告をいただいています。
高血圧で悩む人がスワイショウを20分間行っただけで、最大血圧150mmHgが130mmHgになったケースもあります(正常値は最大血圧140mmHg以下)。生活習慣病全般に改善効果があり、肥満や糖尿病などにも効果的です。
また、瞑想状態になれることから、スワイショウを動く禅と捉え、「動禅」とも言われています。いつも朝食後に欠かさず20分間行っていますが、やる気やプラス思考、そして「こうすればいい」というひらめきや新しいアイディアを得ています。
同様に多くのかたが、マイナス感情が吹っ切れた、考えがまとまり気持ちが落ち着いたなど、精神面でもすばらしい効果を実感しています。
ポイントは背骨を柔らかくすること
ダイエット効果も期待
スワイショウにこのような効果があるのは、背骨(脊椎)を波打つように動かしたり、ねじったりする動作があるからです。
脊椎動物にとって、背骨を動かすことは大きな意味があります。自律神経が背骨から各器官につながっているからです。そのため、背骨やその周囲の筋肉が硬くなると、自律神経にも悪影響が及びます。
スワイショウで背骨の周囲の筋肉をほぐして柔らかい背骨を作ると、自律神経のバランスが整うのです。
画像: 自律神経は背骨(脊椎)の中にある脊髄から各器官へとつながっている。背骨周りの環境が悪いと自律神経も不調になる
自律神経は背骨(脊椎)の中にある脊髄から各器官へとつながっている。背骨周りの環境が悪いと自律神経も不調になる
さらにスワイショウは、脊髄(※1)を動かして、脳脊髄液(※2)の循環を促します。すると、脳の老廃物がスムーズに取り除かれ、精神が安定するのです。
※1……背骨(脊椎)の中にある神経の束 ※2……脳や神経の中心部を流れる透明な液体で、神経機能に重要な役割を果たす
精神面での効果は、規則正しく反復する動きで頭が空っぽになるため、落ち着きやひらめきなどが得やすいとも言えます。
また、背骨とつながっている骨盤もスワイショウによって揺り動かされます。骨盤内にある大腸や膀胱などの血流も同時に促されるのです。このことから、便秘や下痢、軟便、頻尿などの改善、それによるダイエット効果も期待できます。
「スワイショウ」のやり方
一日が充実するので朝一番に行うのがお勧め!
腕振り ①
左右交互に〝軽く〟腰をひねる……4分間
・足は肩幅程度に開き、しっかりと踏み立つ。顔は正面を向いたまま、視線のみを2~3m先に落とす
・顔と腰から下は正面を向いたまま
・肩・腕は力を抜き、ひねりにあわせて左右に自然に放り出す
・左右交互に繰り返す
・正しいやり方になっていれば自然とおへその下(丹田)に力が入る
★右と左どちらからひねり始めてもよい
画像1: 「スワイショウ」のやり方
腕振り ②
①よりもさらに大きく左右交互に腰をひねる……4分間
★①から動きを止めずそのまま②に移行する(以下同様に)
・顔と腰から下は正面を向いたまま
・左右に振る腕は力を抜き、体に巻き付けるように大きく放り出す
画像2: 「スワイショウ」のやり方
腕振り ③
②にひざを曲げる動きを加える……4分間
・腰を左右へひねるときに合わせてひざを軽く曲げる
・腰を逆方向へひねり始めるときに合わせてひざを伸ばす
・腰が正面を向いたときにひざが伸びた状態になる(腰のひねりは止めない)
★逆方向のひねりの場合も同様
画像3: 「スワイショウ」のやり方
腕振り ④
力を入れず放り出すように腕を前後に振る……4分間
・腕を前に振るときに合わせて「ひざを曲げる」「腰を前に出す」(背中が少しそれる)
・腕を後ろに振るときに合わせて「ひざを伸ばす」「腰を後ろに引く」
・前後交互に繰り返す
★単に腕を前後に振るだけでもよい
画像4: 「スワイショウ」のやり方
腕振り ⑤
足踏みをしながら腕と肩を後ろに回す……4分間
・左足を上げると同時にひじを伸ばしながら左腕を真上にする。左足を着けると同時に左腕を下ろす
・右足を上げると同時にひじを伸ばしながら右腕を真上にする。右足を着けると同時に右腕を下ろす
・片方ずつ交互に繰り返す
★慣れてきたら肩の回し方、足の上げ方は自由にしてよい
画像5: 「スワイショウ」のやり方
スワイショウは自然治癒力を引き出す
多くのかたが自覚している通り、現代人は運動不足です。長時間座りっぱなしで、魚やヘビ、ネコのように、背骨を動かす機会がほとんどありません。多くの脊椎動物が柔らかい背骨であるのに対し、人間だけが硬い背骨になっているのです。
最近、自律神経失調症や生活習慣病のかたが増えています。これは、運動不足により背骨が硬くなっているのが原因の一つです。
また、うつや依存症、パニック障害、不安、イライラなどに悩むかたも少なくありません。
こうした心の病気に「気の持ちよう」「気分転換」といったアプローチをしようとすると、逆効果でストレスになる場合があります。心の問題は、スワイショウのような運動で体から治していくほうがうまくいきやすいのです。
ですので、体や心の不調に悩んでいるかたは、ぜひ日常にスワイショウを取り入れてほしいと思います。
病気は誰かに治してもらうものではありません。人間も含め、すべての動物には、自らを治す力が備わっています。スワイショウは、その力を引き出すのです。
https://matome.naver.jp/odai/2140526793981784901 【腕を身体の前後に振るだけの気功術「スワイショウ」のやり方と効果】 より
■「スワイショウ」とは?
中国気功・導引術のひとつで手を投げ出すように振る動功(動く気功、気功体操)です。
出典
いろいろなスワイショウ(手を振る気功体操)解説
スワイショウには、主に・手を前後に振るもの・手を左右に捻じるように振るものがあります。 後者はデンデン太鼓のような動きなので、デンデン太鼓体操と呼ばれることもあります。
※ここでは一番簡単な手を前後に振るもののみ紹介します。
出典
www.interq.or.jp
■船井総研の船井幸雄氏も「両手振り体操」として提唱していた
出典
www.chiebukuro-net.com
立ったまま、ただ両手を振るだけで“超健康”になれる!
それが、経営指導のプロ・船井幸雄さんが毎朝実践されている
「両手振り体操」。
70歳を過ぎた船井さんが、いまも元気に全国を飛び回り、
たくさんの人にメッセージを発信しているのも、
この体操のおかげと言って過言ではありません。
船井幸雄の「両手振り体操」プロジェクト
船井幸雄氏
■やり方はチョー簡単!!
(1)立ったまま両足を肩幅程度に開き、まず両手を同時に後ろに振る。
(2)この反動を利用し、両手を一緒に前に出す。
(3)あとは力まず、自分のペースで、この前後の両手振りを繰り返すだけ!
出典
船井幸雄の両手振り体操プロジェクト
『免疫革命』『医療が病をつくる』などの著書で有名な安保徹氏も、スワイショウ=両手振り体操を簡単な健康の秘訣として支持。http://www.chiebukuro-net.com/funai/intervew3.html
■邪気をはらうのでさまざまな病気や症状が改善する!?
スワイショウは、手を振る事で肩や腕の血流が良くなるという物理的な効果以外に、気の観点では、手を振る事で邪気(=マイナスエネルギー)が指先から出るとイメージする事で、実際に邪気を払う事が出来る。
出典
手を振る気功法「スワイショウ」 - 気功.info
肩こり、便秘解消、冷え症改善・・・その効果はさまざま!
■肩こりに
スワイショウをすると、全身の血行が良くなります。とくに肩のまわりや足の血行が改善されます。
胴体をひねることにより背骨のまわりにあるインナーマッスルがしっかり動かされます。これによって肩こりが改善され、姿勢コントロール能力が向上します。
■消化不良、便秘解消に
ウエストをひねることで内臓が刺激されます。これには消化不良の改善、便秘解消などの効果が期待できます。
■痩身に
血行改善効果の高い全身運動になるため基礎代謝が向上しカロリー消費量が高まります。また胃腸の働きが活発になり内臓脂肪の燃焼を促進します。
出典
スワイショウ
■冷え症に
抹消血流を抑制する胴体内の体温センサーを刺激して、深部に集まった血液の循環を改善します。
■腰痛に
腰回りや骨盤内の血流を改善し、繰り返し運動で下肢から腰部の筋肉を鍛え腰痛を予防、改善します。
■気分転換に
リズミカルな運動と呼吸を合わせることにより、セロトニン神経が活性化されます。これによって気分が落ち着き意識がはっきりします。また姿勢が良くなり元気が出ます。
出典
スワイショウ
■やり方
【準備姿勢】
立った姿勢で、足を肩幅ぐらいに広げて立つ。
つま先は広げず、正面を向ける。(足は八の字ではなく、平行にする。)
【基本動作】
手を前後に振る。前に上がった時は、胸の高さぐらいまで。(あまり高くしない。)
出典
手を振る気功法「スワイショウ」 - 気功.info
後ろは、前に持ち上げられた腕が重力の反動で落ちる感じにする。無理に後ろに振らなくてよい。
腕や肩の力はなるべく抜いて、ぶらぶらと振る。スピードは自然にし、水を切るようなイメージ。
腕を後ろに振る際に、身体が前に傾かないようにする。
回数・時間は適宜。
【その他】
ひざの曲げ具合で、運動強度をコントロールすることができる。無理のない範囲で行うこと。
出典
kikou.info
■回数・時間は個人の自由
回数は50回ぐらいから始め、慣れるに従い多くしていきます。
出典
いろいろなスワイショウ(手を振る気功体操)解説
回数・時間は適時。1回3分程度を1日2回以上がお勧めです。
出典
スワイショウ
■上級者の場合
回数は、毎日朝晩二回、一回に二千回行う。はじめは数百回からはじめ て次第に増やしていく。振りながら回数を数えることに意念を集中すると雑念が除かれる。速度は二千回を四十分で終わるようにする。