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あの嬉しかった日を忘れない。いや、忘れられない。

2020.07.01 14:08

2018年7月2日、私は信頼する大切な友人と共に法人登記に向かいました。


2018年1月から設立の準備をスタートしていたフードバンクが形になった日。


法人登記の前から少しずつ食品の受取とお渡し、フードドライブは始めていましたが、登記した時はいよいよ始まったという嬉しさに震えました。


法務局の前で撮影した写真はあまりにも嬉しくて、友人と私は笑いすぎていてどこにも掲載できないくらいの満面の笑み。


当時、後ろ盾もスポンサーもいない「パート主婦」だった私。

信じてくれる友人たちがその道のりを支えてくれました。


誰も「無理だよ、大変だよ」と言う人はいなかった。その友人たちは「それ、いいね!」「もっと進んでいけるね!」と今も励ましてくれています。


転機となった地元新聞の記事。

記事が掲載された2019年2月ころから徐々に広く多くの方から応援の声とご協力が集まり始めました。

その後、寄贈してくれる農家さんや企業様、寄付で応援してくれるサポーターさん、機動力抜群のボランティアさんがどんどん増えていきました。


また、同じような想いで子どもやひとり親世帯、困窮世帯、障害者を応援するNPO法人や市民団体と連携が生まれ、その連帯感に支えられてきました。


しんぐるまざあず・ふぉーらむ北海道代表平井さんと

私のところには「〇〇市でフードバンクを作りたいのですが、私もフードバンクできるでしょうか?」という問い合わせがたまに来ますが、いつも「だいじょうぶ、きっとできますよ!」と言っています。規模の成長スピードはゆっくりかもしれませんが、少しずつ成長することはできます。その分、作業やマッチングの丁寧さを重視しています。




また、多い質問としては、「どうして続けられるのですか?こんなに色々な困難があるのに?」とも聞かれます。どうしてなのかは、うまく答えられません。分からないのです。



真剣だからこそたくさんの悔し涙をながしたり、もどかしさを感じることも多いです。

そして、善意を踏みにじられるような経験も1度や2度ではありません。




でも、フードバンクの仕事がとても好きです。

たくさんの方の善意が集まる場所で、それを多くの方に届ける拠点だからです。

笑顔とともに食品がやってきて、届いた先で笑顔を生みます。

きれいごとではなく、それが毎日繰り返される場所だから。




廃棄される予定だった野菜やお菓子、パンを車で運びながら、「食べてもらえるね、喜ばれるね」と心で話しかけたり。(怪しい??)

今日から3年目。

活動の1日1日、小包の1つ1つ。

丁寧に活動を積み重ねていきたいと思います。



これまで応援し続けてくれている皆さま、

そしてこれから応援してくださる皆さま、

3年目のフードバンクイコロさっぽろもよろしくお願いします💛



札幌市手稲区 グレースコミュニティの皆さまと

モノバンク札幌さんと

寄贈された卵

ボランティアスタッフとイベント出展しました。

親子でワクワクみそ造りのイベント

カレーライスを作るボランティアスタッフ