【待望!店のジャズ】九州一周弾丸ツアー2020.5~6総括【8/2追記】
下記初出記事に記載のとおり、九州一周弾丸ツアーを5月6月と敢行し、7月に入ってからはライブ(今後アップ予定)や九州交響楽団の再始動演奏会に行ったりしていたのですが。。。ここに来て、新型コロナ第二波が猛烈な勢いで拡散中。
ある程度予想されていた事態とは言え、今回は九州中で多くの感染者が発生していることから、私もまた当分自粛することにいたしました。
もちろん訪問するとなれば最善の防御策を取ると思いますが、この時期にあちらこちらを回ることで良識を疑われたり、そのことによるリスクを心配され、気持ち良く受け入れていただけないのもどうかと思うので。苦笑
ということで、各お店が再度この危機的状況を乗り切ってくださることを心から祈念しつつ、これまで書けなかった記事を仕上げていくことにいたします。
【待望!店のジャズ】九州一周弾丸ツアー2020.5~6総括【2020.7.1初出記事】
新型コロナ対応から再起動を図りつつある九州各地のお店を精力的に訪問した【待望!店のジャズ】ツアー。。。紹介待ちのお店、まだ訪問出来なかったお店等々あるものの、とりあえずこの6月末で一区切り。
約1カ月半で38軒42回。体力的には少々キツかったものの、生き生きと血の通った充実した時間でした。色々お世話になりました皆様に感謝申し上げます。
不要不急の中にこそ、生きる喜びがある。
カサカサになりつつある心の状態からそう悟り、先の見えない自粛要請に焦りを覚えたGW当初。
ただ、すぐに気がつき夢中になった家の中に残されていた数々の不要不急。
自分のオーディオ再調整、料理、家庭菜園作り等、やり始めたら全く時間が足りませんでした。
でも、そんな時間が飛び去って行くにつれ、こみ上げてきた不安。
マスター達、皆さん、お元気だろうか?経済的に大丈夫だろうか?何か私に出来ることはないのだろうか?
そしてその一方、抑えられなくなってきた家では満たしようがない欲求。
ジャズはやっぱりボリュームを上げて、浴びるように聴きたい!マスター達が築き上げて来られた、それぞれの店ならではの「店のジャズ」に浸りたい!
自分の気持ちに素直に従い、新型コロナ対応の自粛解除のレベルに合わせて「まずは県内から」。。。ということで、真っ先に行ったのは現在のホーム・グラウンドである熊本市内のおくらさんと八代のファーストさん。
その後は毎週末の弾丸ツアー。
1週目は熊本、2週目は福岡市内、3週目は長崎~佐賀~福岡郊外、4週目は大分~宮崎、5週目は鹿児島、6週目は福岡郊外~佐賀、そして先週末、最終週の7週目は福岡郊外~大分郊外~北九州(注1)。
ファナーレは、最初に行ったおくらさんにご報告。
これで、今回のツアーを締めて来たのですが。。。雨の月曜日とは言え、最初と変わらず、お客さんが私一人。苦笑
今回の弾丸ツアーの中では、色んなことを見聞きし、感じ、考えさせられました。
まずは、何はともあれ、ほとんどの皆さんがご無事で本当に良かった!(注2)
とは言え、お店の経営状況が相当厳しくなってしまったこと、この後の展開次第では全く予断を許さなくなったことも、また事実。
また、これまでのように「あるのが当たり前の世界」ではなくなったのも、残念ながら事実のようです。
そんなことから今回、痛感したこと。
あくまで社会人としての良識を持った上での話ですが、自分の身を守るのと同様、自分の居場所は自分で守らないと、です。
最後に、今回のツアーの中で悲しかったニュースを二つ。
一つは佐世保のいーぜるさんの2代目マスターがこの5月にお亡くなりになられたこと。
先日発売された全日本ジャズ地図という本に掲載された矢先でもあり、とても残念。
そしてもう一つは、佐賀のクラシック喫茶 モーツァルトのマスターが昨年秋に亡くなっておられたこと。
お店は名前もそのまま残っていましたが、代替りされ、お店は完全にリニューアル。何より、あのマスターとはもっと語り合ってみたかった。
何度か近くを通った時に電話したものの、出ていただけなかったりとタイミングも合わなかったのですが。。。失ってしまってからでは、本当に取り返しがつかないことを改めて嘆息した次第。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
(注1)今回の弾丸ツアーの明細
※各お店の名前からそれぞれの記事にリンクしておりますが、その紹介文はまだ工事中ということで、失礼いたします。。。この後、ゆるゆると書いていきます。
①熊本・おくら~八代・ファースト~南阿蘇・オーディオ道場~ウッドサイド・ベイシー~阿蘇・山頭火
③長崎 波佐見・Doug~佐世保・BessieSmith~長崎・さろまにあん~長崎・ジャンゴ~マイルストーン~佐賀 鳥栖・コルトレーンコルトレーン~音楽小屋~福岡 柳川・Groovy
④熊本・九品寺Smile
⑤大分・ネイマ~大分 別府・ファンク~宮崎・take5~ライフタイム~FAR CRY~宮崎 高鍋・ダウンビート~熊本 南阿蘇・ウッドサイド・ベイシー
⑥鹿児島 いちき串木野・パラゴン~鹿児島・Corner Pocket~明日の地図~鹿児島 伊集院・ラグタイム~鹿児島・順刻堂~Flower~熊本 八代・ファースト~ミック
⑧福岡 久留米・エイトモダン~ルーレット~大分 中津・Groovy~北九州 黒崎・風土~北九州・オム~佐賀 鳥栖・コルトレーンコルトレーン~福岡 大宰府・ドルフィーズ
⑨熊本・おくら
(注2)基本的に九州のジャズ・スポットがここまで何とか凌げたのは、従業員を雇っておられない小さなお店が多かったからだと思います。
高い志と身の丈をわきまえた慎ましやかな経営で最後まで生き残ることが出来るかどうか。先の見えないこれからがまさに正念場ですが、引き続き応援していきたいと思っています。