「建設業キャリアアップシステム」２

外国人（技能実習生・特定技能）に、義務化

●ICカード登録が、なかなか進まないなか、外国人（技能実習生・特定技能）に、このシステムが義務化されております（2020,1月から）。

中々進まないのも登録が面倒であると言う声がありますが、・・・
「外国人技能実習生の失踪が建設分野で一番多く、それを止めるためにも義務化」されたといいます。※１

その失踪の理由は、①収入の安定性が無い※２②就労場所（現場）がよく変わり、就労管理が出来ない。(これらの理由は、日本人も同じです）

※１外国人失踪者のうち、職業割合では、建設業従事者の割合が、全体の30~40%に達するものと。
※２　ほぼ建設業は、日給月給制（元請電気工事業者などは、月給制が定番=サラリーマン化しており、安定している）であり、天候にも左右されるため、収入の上下がありすぎることも多い。それを揶揄した有名な言葉もあります➡『土工殺すにゃ刃物は要らぬ。雨の三日も降ればいい』や同じく『大工殺すにゃ刃物は要らぬ。雨の三日も降ればいい』と言うもの。
また、外国人就労者の多くは、日本へ来るのに、ブローカーなどからも、渡航費をはじめとした多額の借金があります。それを返すためにおわれていると言う現状はいつまでたっても変わりません。