第2クール:トレーニング期へ移行します
車椅子生活から松葉杖に、そして二足歩行ができるように。全く曲がらなかった膝も、屈曲が100度、120度、どんどん曲がるようになり、怪我してない左膝とほぼ変わらないところまでに。主治医や担当の理学療法士からも「すごく良いペース」と言っていただけるように。
普段の山のトレーニングに比べると「キツいんだろうな」「面白くないんだろうな」という当初のリハビリは、「小さな成長」の積み重ねのおかげで、客観的に自分を見ながら、やってることは間違えてないな、と思いながら進めることができています。
今回は、「リハビリの4-6月の第一クール」が終わる節目なので、そこのまとめと次の第二クールに向けた方向性をまとめたいと思います。
(怪我してるの知ってるので、散歩でも走ってって催促しないワンコ)
◯第1クール:基盤づくり
退院したら、新型コロナウイルスで働き方がガラッと変わっており、これを機に全ての時間の使い方から生活面、トレーニング面を変革しました。
トレーニングの量は、週14時間程度。平日に1.5時間〜2.5時間程度、週末に合計6時間程度を積んでいる状態です。6月からウォークやバイクもOKが出ているので、有酸素を取り組みながら、週3回のリハビリでストレングス面や高強度の心拍を追い込むメニューなどを突っ込んでます。週末にセルフストレッチ系のヨガを要素を取り組み、ケア面と新たな体と心の使い方を試行錯誤しながら入手しています。
睡眠面・食事面は詳細は先月まとめた通り、継続です。今後は、トレーニングメニューが変わってくるので、そこに合わせて新ルーティンをいかに体と相談しながら構築できるか?が鍵になります。即効性がないものなので、気長に続けて財産にしていきます。
◯第二クール:リハビリからトレーニングへ
基本はリハビリ期初に立てたコンセプト通りで動き、大きく「筋力」「代謝」の2つに着目します。
6月までは「準備期」だったのに対し、7月からは実際にトレーニングとしての要素が強くなります。具体的は「Jogの開始」「右足の筋力復活」こちらが主なメニュー。先日も少しハムストリングに負荷をかける運動(レッグカール)を低強度でテストしてみたところ、翌日にはものすごい筋肉痛が。「4ヶ月寝かしていた右足」には、全ての刺激が顕著に出てくるはず。そこの小さな刺激を、24時間でいかにしてコントロールし成長につなげるか?も良い経験なので、楽しみながら取り組みたいと思います。
「走ること」についてはイチからやり直しなので、これを機に効率の良い体を使い方をマスターへ取り組みます。具体的には「筋力面」ストライドという3軸加速度センサーを使って、脚のパワーの使い方の分析。「代謝面」は強度が低い間はマフェトン理論で推奨される低強度でのランを中心に、効率の良い代謝の構築を目指すことが主な指針になります。
◯まとめ
FY20の落とし所は、リハビリ期初に明言したとおり
「復帰戦の12月の香港のレースで優勝、自己最高の結果(ITRA700)を叩き出す」
ということ。
「大怪我からの復帰戦で優勝かつ自己ベスト」を出せたらカッコ良いよね。この結果でトレラン界や周りの人を騒つかせ、サポートしてくれる家族にも、恩返しできればと思います。