アロマの基本のきほん
こんにちは!
宇都宮市のアロマ&キッチン蒸留 暮らしの教室 Aroma Enneです。
と、いう練習(笑)
9月教室スタートに向けてアレコレ準備しております。
今日は、アロマの基本…のきほん話です。
アロマテラピーに関して、今は本当にさまざまな情報が溢れていて
意外とちゃんと知られてないのかな…と思うことについて書いてみます。
・精油の正しい言い方
・精油の品質・グレードについて
エッセンシャルオイルとアロマオイル
精油はどちらのことを言うかわかりますか?!
精油とは…100% 植物から抽出したもの。
芳香成分が非常に高濃度に凝縮されたもので、混ざりものが一切ないものを指します。
例えば約2kgのラベンダーから採れる精油は約10ml、ローズオットーだと約40kgもの‘’花びら‘’が必要になります。
正確には「エッセンシャルオイル 」と言います。
エッセンシャル(essential)とは本質をなすという意味。
アロマオイルとは言いません。
アロマオイルとは、精油やその他天然香料や合成香料を植物オイルに混ぜ合わせたものを指します。
いろんなアロマ関係の記事などを拝見しても、混同して使われていることが多いですね。
たかが呼び方じゃん!って思う方もいらっしゃると思いますが、やはり大事なこと。
精油を選ぶ時に「Essential oil」と明記されているか、きちんと確認してもらえたらと思います。
(他にも、学名や抽出部位と抽出方法・ロット番号など確認してもらいたい事項はあります!)
では次に、精油の品質・グレードについて。
世界中にたくさんの精油メーカーやブランドがありますが
精油の品質やグレードについて、客観性・公平性を持って比較ができる世界共通の基準を示すものはありません。
○○グレードという表現もありますが、実は客観的に世界基準で等級ランクを付けるような公の機関はないんですね。
それぞれの精油メーカー・ブランドが、その責任において独自に検査しています。
そこで大事なポイントの1つが、第三者機関(日本国内がベスト)にてどんな内容の検査を行っていて
きちんとロット番号ごとに成分分析や残留農薬検査の開示をしているかです。
自社のみで検査している限りは、例えどんなに「高品質」「世界一」と謳っていても
残念ながら「ただの自称」になってしまいますよね…
ついでに…
高品質だから原液を飲める、塗布できる…というのも、その理由にはならないです。
むしろ高品質で純粋であればあるほど高濃度なので、
原液飲用や塗布のリスクは高くなるはず…。
安易に高濃度の精油を飲用・塗布してはいけない理由は、精油の代謝や感作リスクなどにあります。
きちんと学んでいるアロマセラピストさんや先生なら
天然だからといって=安全ではないことがわかるので、そのような精油の勧め方はしないでしょう。
何を選ぶかは個人の自由というスタンスですが、
‘’精油=植物からの恵み‘’…その素晴らしさをせっかく生かすなら
きちんと選んで安全に、そして心地よく使っていきたいですね。
以上、アロマの基本のきほん話でした!