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行政書士題也

実録残業代請求について。【前半編】

2020.07.05 05:45

みなさんおはようございます。荒川区の行政書士事務所。

行政書士題也のコウヤです。

 

 

きのうは中々、渋い雨の降り方をしていたため比較的過ごしやすい気候でした。今日も過ごしやすい気候になってくれればと思います。

 

 

今日のお話は実録残業代請求という内容です。

 

100%体験談からきている話しとなっています。

 

そもそも、


これは、結論から言ってしまうと

 

そして具体的な話しとなってしまうのですが、

もし、訴えることを前提として考えた場合は、その時の個人個人の状態にもよるのですが以下の2点を参考にしてもらった方がいいかもしれません。

 


それは、

この2点になります。

 

 

 

大変な環境下で働いている社員の方などが口癖のように『こんな会社訴えてやる。』などと言っていますが、本気で訴えるのには、それなりの道順があります。

 

 

 

思っただけでは何にも解決しません。

 

 

 

例えば、残業代の請求にしましても、訴える事を前提に考えた場合、短くても数ヶ月前から残業していた事の資料を作っておく(とっておく)必要があります。

 

 

また、管轄の労働基準監督署に残業代を会社が支払ってくれないと話しても、必ずそのことを証明する資料の提示を求められます。

 

 

この時に即答で書類の提示が出来れば、労基の職員に動いてもらう第一段階はクリアーです。後は、資料にもとずいて職員にヒアリングされ、必要書類の記入をその場でしていくことになります。

 

 

こうした流れをしっかりと考えずに、ただただ闇雲に『訴えてやる。』『訴えてやる。』といっている人がいますが、言ってることで聞いてる周りの人も疲れさせますし、誰もプラスにならないのですから、一々、言いまわるのはやめた方がいいと思います。

 

 

実際に、本当に訴える場合、そんなこといっていたら『今から殴るから。』と相手に告知しているようなもので、相手を警戒させて有利にさせてしまうだけで損しかないからです。

 

 

もし、文句があるのなら、会社の上司や人事担当者、又は、小さな会社の場合は社長に直接言いましょう。

 

 

それでもダメなら、労基や弁護士です。

(場合によっては社労士でもいいかもしれません。)

 

 

先程の話ですが、『訴えてやる。』などといった言葉を言うことでストレスの発散をしているとしたら、他の事でストレスを発散した方がいいでしょう。

 

 

 

私も周りで『訴えてやる。』と四六時中言っている人間を相当数見てきましたが、結局実際に行動を起こした人はみたことがありませんでした。

 

 

話しを戻しますが、こうして苦労して労基に報告をしても、解決する場合もあれば、全く解決しないといった場合もあります。

 

 

 

解決する確率は、ほぼ、ほぼ、運の問題のような気がします。




 

 

なぜならば、


 

 

 

私の場合は担当の労基の職員がかなり弱気な性格だったということもあったためか、動いてくれはしたのですが、会社にしっかりとした問題解決の話をする事ができずに引き返してきてしまい、それで終わってしまいました。

 

 

その時に職員が会社側から、粗末なA4のペラ紙1枚をもらってきたのですが、そこには会社が計算した残業代の金額が記載されていました。

 

 

 

そこに書かれていた内容は本当にメチャクチャなもので、残業している日に残業していない計算になっていたりでそんな記載ばかりでした。

 

 

 

私は【資料の作成】【実際に回収できるという情報】の2点については事前に徹底的に調べ上げていましたから、回収できる自信は相当強くあったため、何とかして回収せねばとますます気持ちが強くなっていきました。