昨日、電通のアートディレクター香織さんと話してました。
歌の生徒さんなので、レッスン中のお喋りが楽しい。

ブランディング、マーケティング、SNS集客、等々、
話題は尽きない（笑）。

「今、酵素ドリンクのラッピングを活版印刷で作ってるんだ」私
「うわー、それイイですね」香織さん
「【文字がデザイン】って発想を、初めて知ったよ」私
「そうなんですよ。この一つひとつの文字を手作業で刷ってく、味が違います！」香織さん
「だから、伝わってくるんだね。なんか重みが違うよね、文字の。」私
「やっぱりこれからは、ストーリ―ですから！それが作品から伝わってきます」香織さん

アートディレクターの香織さんから最近よく聞くセリフがコレ。
「ストーリーです！今は、ストーリーが大事！」


今までは、こんなにストーリーが重要視されてなかった。

ストーリーって、表現しなくちゃ伝わらないし、
そもそも、そこに「想い」がないと、それは嘘になる。
嘘のストーリーって、バレる（笑）。

「想い」があって、
ストーリーとして表現されて、
それが、作品や商品の【価値】になる。

最近、服を買ったんだけど、
それが、結構高かったんです。
でも、一瞬見た時の「存在感」が凄くて、思わず試着。
そしたら、「ラインの美しさ」がまるで違う。
着ると、作り手の想いというか、熱いエネルギーみたいなのが伝わってきた。
「あぁ！こういう想いで作ってるんだ」
って。
高くてもこういうものにお金を払いたいなぁ。
それで、買っちゃいました！（笑）

「大量生産で安く」の時代はそろそろ終わり。
それを、肌で感じることが増えた。


「歌」の世界と同じ。

歌詞のワンフレーズの中に、
間があって、息づかいがあって、声の質・深み・強弱があって。
そこに「想い」や「感情」が表現される。

それを感じるから、人は感動する。


その【感度】が全体的に上がってる気がするんだ。
社会全体、皆の「感じる力」が敏感になってるなって。


それは、とてもワクワクすること。
【感じる力】って、人生を豊かにしてくれる。