【金と銀】アクセサリーの素材、その違いをご存知ですか? その② -銀-
こんにちは!
オーダーメイドリングの専門店「itoaware -いとあはれ- 京都店」です。
先週に引き続き、アクセサリーの素材についてご案内していきます。
『金』の記事はこちら→【金と銀】アクセサリーの素材、その違いをご存知ですか? その① -金
今回のテーマは『銀』、シルバーの解説をします。
-silver- 『銀』の特徴
◆リーズナブルな希少金属
手軽に身につけられる本物の輝き
銀もまた、金とおなじく古くから愛されてきました。
この夜空に浮かぶ満月のような輝きは多くの人々を魅了し、なんと古代エジプトではあの金よりも価値あったとか。
中世ヨーロッパでは銀の食器を持つことが、貴族のステータスでした。
時代は変わり、今では「超高級」とまではいかなくても、比較的に手に入りやすい貴金属として人気を集めています。
若い人たちはもちろん、ご高齢の方まで、幅広い方たちから手軽に身につけられるアクセサリーとして愛されています。
◆silver925とは?
最も普及しているシルバーの割合です。
銀はそのままだと柔らかすぎるため、アクセサリーとして扱うには不向きです。
このあたりの事情は先週紹介したこちらの記事とそう変わりません。
つまり、「柔らかすぎるから、ほかの素材を混ぜて、硬さを調整しよう」というわけです。
なので、銅やアルミなどの金属と溶かし合わせ、美しさと硬さのバランスを整えてあります。
それがsilver925。
92.5%が銀でできている、という意味ですね。
「SILVER925」「silver-925」「シルバー925」など表記はいくつかありますが、どれも同じ意味。
ちなみに、「シルバーキューニーゴ」と読みます。
また、92.5%の残りである、7.5%が主に銅の場合はスターリングシルバー (sterling silver)とも呼ばれます。
ただ、スターリングシルバーの定義は日本国内と海外とでは微妙に違うということもあり、細かいことはあまり気にしなくてもいいかもしれませんね。
◆シルバー特有の変色
白い輝きが魅力的なシルバー。
しかし実はこの色、変わりやすいってご存知ですか?
銀は黒っぽく変色してしまうことがあります。
しかし、サビではありません。
これは「硫化」という現象です。
普通に暮らしているぶんには滅多に起こりませんが、シルバーをつけたまま温泉に浸かるなどすると、黒くなってしまいます。
温泉に含まれる硫黄成分と反応しているのですね。
普通の白いシルバーから、いわゆる「いぶし銀」になる、ということです。
ただこの色が変わってしまう「硫化」も悪いことばかりではありません。
くすんだ色合いを上手くデザインに取り入れていることも。
有名どころでは、クロムハーツさんが「いぶし銀」を取り入れたブランドとして知られていますよね。
私もプライベートのシルバーはあえてお手入れをせず、風合いの変わるがまま、その変化を楽しんでおります。
◆お手入れはどうすればいいの?
色々と方法はありますが、専用のクロスで磨くのがもっとも手軽で簡単でしょう。
シルバー磨き用の布はアクセサリーショップやオンラインショップでも、安価で買えます。
軽くこすってあげるだけで、すぐに元通りの輝きを取り戻せますよ〜。
ただ、凹凸があるデザインの溝部分は、ご家庭でキレイにすることは難しいでしょう。
その場合、当店でお買い求めになったシルバーでしたら、無料で磨き上げるサービスをしております。
どうぞお気軽にご相談くださいませ。
まとめ 金と銀、それぞれの特徴
金 -gold-
◇普遍的な美しさと価値がある
◇24Kは100%金
◇K18は75%、K10は42%がゴールド
◇様々な色合いがある
銀 -silver-
◇手軽に身につけられる本物の輝き
◇シルバー925という規格がある
◇変色することもあるが、あえてその変化を活かすことも
◇お手入れは専用クロスがおすすめ
上の写真は、当店でお尽くしたシルバーとゴールドの指輪です。
実際に手にとってみると、違いがよくわかりますよ。
という訳で、2週にわたり当店が扱う素材【金と銀】について、ご説明してみました。
ハンドメイドリングの専門店「itoaware -いとあはれ- 京都店」では、7種類の素材から、世界に一つだけの指輪をオーダーできます。
ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
これからも皆さまの疑問に答えられるようなブログをアップしていきますね。
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