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memorandum。

2020.07.10 21:30

先日、動かなくなってしまった機械式時計を直してもらおうと古町にある時計修理店を訪れました。3年くらい前に初めて訪れて以来、今回が2回目の訪問。ドアを開けて中に入ると、日本にいながら、ロンドンやニューヨークの路地裏のお店を訪ねたような気分になります。工房の一角をお店にしたような雰囲気で、無造作に置かれた修理用部品があちらこちらに見られ、お店に入ってすぐの正面にはミッキーマウスのポスター、その左側には中世の絵のポスターが飾られてあります。店主は見るからに職人といった風貌をしており、シルバーの丸眼鏡をかけて、額にはシルバーのルーペを装着、シャツにエプロンといった出で立ちで、お客が来るとカウンター奥のデスクから現れます。今回、私の時計が止まった原因は気づかないうちに強い衝撃を与えたことだろうと説明してくれました。機械式時計は懐中時計が元で腕時計となり、当初は衝撃を与えると直ぐに破損していたそうです。衝撃を受け止めるパーツの強度を高める開発はされたそうですが、衝撃の角度によっては強度が弱くて破損してしまうケースもあるそうなのです。そこで開発されたのがGショック。Gショックはどの角度からの衝撃にも耐えられる頑丈な作りの時計ですが、機械式時計とは別物です。機械式時計の衝撃を受け止めるパーツの強度が開発されたのが、確か1世紀前と言っていたような…。とにかく長い間、それ以上強度を高める開発はされてこなかったそうです。そんな話を店主から聞いている間、時が止まったような、時が過去に戻っていくような不思議な感覚を覚えました。一方で、あらゆる角度からの衝撃に耐えられるパーツを開発すれば多くの人に喜ばれ、尚且つ、特許を取ってお金儲けができるのではないかとも思ってしまいました。あぁ、私が技術者ならば、私が技術者ならば…。お金儲けはさて置き、気づかないうちに衝撃を与えて壊してしまう私のような者のために、誰か衝撃を受け止めるパーツの開発をしてくれないでしょうか。

時計修理店を後にした私は近くのcafe' dandelionのおやつ工房へ立ち寄り、好物のおからクッキーとマフィンを買い、古町を散策しながら上大川前通へ移動し、store roomに立ち寄ってMy Cup of Teaのネトル&ミントのハーブティーを買って帰りました。おからクッキーは私に取って ”やめられない止まらない カルビー かっぱえびせん” のようなお菓子で、食べ出すと止まりません。今週はあえて1日1枚と決め、夕ご飯の後に食べる”お夜つ”でいただきました。My Cup of Teaのネトル&ミントのハーブティーは、ミントの爽やかさと甘みが感じられ、とっても美味しかったです。私が今まで飲んだハーブティーの中で、一番美味しいと感じたハーブティーです。モスリンの生地でハーブを包んであり、ティーバッグの紐についているタグのイラストも素敵。ジメジメした梅雨をこのネトル&ミントのハーブティーで乗り切れそうです。

cafe' dandelionのおやつ工房はcontentsの02.わたしのSmile Food。で紹介しています。

store roomはcontentsのニイガタのパリ案内。で紹介しています。