Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

テマヒマ

多様

2020.07.10 22:14

今朝も激しく雨降ってますね。


おはようございます。


暮らし、味わう。


民藝と発酵をモノサシに

食を通して暮らしの豊かさを提案する

古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ

プロデューサー、バイヤーの太田 準です。


このテマヒマブログでも、問題意識として、

効率化一辺倒、画一化しがちな社会に対して

物申したり、多様性の重要性を述べてきたと

ころです。


日本経済新聞夕刊で、生物学者の池田清彦さ

んの、多様性を問い続けというタイトルのイ

ンタビュー記事が昨日まで連載されていて、

興味深かったので要約してご紹介したいと思います。



今回の新型コロナウィルスの感染拡大でよく

わかったことは、多様性がない、無駄がない

社会システムは弱いということ。無駄に見え

る少数派を抱えていた方が柔軟性が保て、危

機・有事にあっては強い。


最近、世間の風潮から外れる人が嫌われる傾

向が一層強くなっていて、同調圧力から外れ

た少数派、異質なものをたたく空気が強まっ

ている。生物学的には同調を好む人の方が生

き残る確率は高いが、同調圧力に負けない変

わり者が文化を作り、イノベーションを起こ

してきた。多数派の立場から誰も反対しにく

い正義(そもそも絶対的な正義はない)を声高に

言う人は信用出来ない。ルールを守りさえす

ればうまくいくというコンプライアンス至上

主義は生物学とは相入れない。


「物事にはすべて意味がある」という考え方

をする人が多くて困る。意味を考えるのはホ

モサピエンスがかかる最も重い病気。無意味

な存在を許せなくり、排除したくなることも

あるので厄介。


弱者の保護と多様性は自分のためにこそ必要

である(互恵的利他主義)。



いかがでしたでしょうか?

多様性の重要性をよく述べてきましたが、今

回のことで改めてそれを感じています。一方

で、このコロナ禍を経てより効率化・画一化

が進む傾向もあるので意識しておく必要があ

ります。池田さんは東日本大震災の後、「一

つになるな日本」というフレーズを言ってま

したが、危機に対して一丸となって立ち向か

おうという中に危うさが潜んでることも忘れ

てはならないと思います。


昨日は、ランチ、カフェとも、お越しになっ

たのはご予約の方のみで、のんびり、ゆった

りとした店内でした。お越し頂きました皆様

ありがとうございました。本日もランチのご

予約はお2人のみとかなり寂しい感じです。

今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ち

しております。雨が続いてますのでお気をつ

けてお越し下さい。

それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを

テマヒマで。今日も好い一日を!