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「宇田川源流」 コロナウイルスの陰でイランの核施設が火災という中東におけるコロナウイルス禍の影響

2020.07.14 22:00

「宇田川源流」 コロナウイルスの陰でイランの核施設が火災という中東におけるコロナウイルス禍の影響

 コロナウイルスのニュースばかりになって、日本では、ずっと感染者数の話ばかりである。これでは世界で何が起きているか全くわかっていない日本人が増えてしまうの絵はないかと危惧している。

実際に、「人々の耳目が集まる」ということは、逆に「注目されなくなる場所がある」ということであり、その注目され爆なる場所が、実は、その時の問題の最大の関心事であり、次の禍の中心地であることは少なくない。「陽動作戦」という言葉がある。他のところで派手に動き、そちらに耳目を集めておきながら、実際にはその陰で本来の目的をとげるというものである。まあ、今回コロナウイルス禍は、世界が、内向的な政治になってしまい同時に外交に関する内容が、人々の出入国も含めてできなくなってしまっていることから、様々な問題が出てきているのではないかという気がするのである。

さて、このように書かなければならないのは、日本は「輸入がないと成り立たない国」なのである。食料品に関しては、それでも何とかなるかもしれないが、少なくともエネルギーに関しては全く日本は自給できていない。電力に関してはそれでも原子力などが何とか使えるが、それでも30%以上の火力発電のもとである「石油や石炭」は、プラザ合意以降ほとんど日本は輸入に頼っている。その石油に関しては電力だけではなく、運送などに関してもまたプラスチック製品に関してmすべてに使うものであり、今の日本において不可欠なものである。それらの輸入は石炭は中国とオーストラリア、石油などに関しては、ほとんどが中東に頼っているということになる。

コロナウイルスも重要であるかもしれないが、これらの外交に関してしっかりと行っていなければな当然に、「ポストコロナ」において、日本はかなり窮地に追い込まれることになるのではないかという危惧をしている。

その意味で、コロナウイルスとは関係なく中東やアフリカなどの話や中国やロシアのその地域への影響を日々分析しなければならないはずなのである。

イラン、核施設へのサイバー攻撃に報復表明 濃縮施設の火災受け

[ドバイ 3日 ロイター] - イランは、2日に中部ナタンズのウラン濃縮施設で発生した事故の原因がサイバー攻撃によるものだったとの疑いを強める中、自国の核関連施設に対するいかなるサイバー攻撃にも報復する姿勢を示した。

 ナタンズのウラン濃縮施設は国際原子力機関(IAEA)の査察の対象となっている施設の1つで、大部分の施設は地下にある。イラン原子力庁は2日に同施設で事故が発生したと発表。その後に公表した写真では、地上1階建ての建物の屋根と壁の一部が焼けているほか、ドアが一部吹き飛ばされている様子が確認された。火災と爆発が起きた可能性が指摘されている。

 イランの保安当局は3日、事故の原因は特定されたとしながらも、「安全上の理由」から適切な時期になるまで公表しないとした。

 匿名を条件にロイターの取材に応じたイラン当局者3人は、火災発生の原因はサイバー攻撃だったとの見方を表明。このうち2人はイスラエルが攻撃の背後にいる可能性があると述べた。ただ証拠は示さなかった。

 IAEAは3日、火災が起きた場所には核物質は貯蔵されていなかったと明らかにした。

https://jp.reuters.com/article/iran-nuclear-natanz-idJPKBN2442I0

 今年1月3日、ソレイマニ司令官がアメリカによって殺害され、イランの情報組織であるゴドスは、一時沈黙した。イランにとり、たぐいまれな司令官を失ったことは痛手だっただろう。しかし、イランの大きな地域戦略は体制指導部内で決定されている。後任となったカーニ司令官は、長年副司令官としてソレイマニとは通常別行動をとり、ソレイマニがイラク、シリア、レバノン方面、カーニがアフガニスタン方面といった大まかな役割分担をしていたとの指摘もある。このことから、ソレイマニ司令官の死後、一時の混乱はあってもゴドス軍はそれまでと同様の動きをしているのだ。

さて、当然にそのような軍の動きを察知しているのは、何もイランだけではない。イランはソレイマニの死後アメリカとの全面戦争になるのではないかといわれていたが、実際には、そうはならず、軍そのものの引き締めとさらなる地下活動を行っている。そのうえで、核兵器の製造と決戦兵器の整備を行っていた。

さて、この核施設が動いていることから、その核施設が火災になることが問題になる。

。イラン原子力庁は2日に同施設で事故が発生したと発表。その後に公表した写真では、地上1階建ての建物の屋根と壁の一部が焼けているほか、ドアが一部吹き飛ばされている様子が確認された。火災と爆発が起きた可能性が指摘されている。<上記より抜粋>

稼働しているので当然に火事が起きるのでありなおかつそれを阻止する動きが出てくる。これまでもイラン国内での科学者暗殺や破壊工作を繰り返してきたイスラエルの情報機関モサドの秘密作戦である可能性が浮上している。モサドと米中央情報局(CIA)はイランの核武装阻止のためにサイバー攻撃などさまざまな作戦を展開してきた。

実際に日本がコロナウイルスの対策で毎日一喜一憂し、そして、テレワークなどといって電力を多く使っている状況の中で、産油国の一つではこの湯な状況が生まれているのである。

さて、今後どうなるであろうか。

イランはこの中においてモサドとCIAによるハッキングによる破壊工作であると主張している。しかし、それらに関する明確な証拠もなくまた、単なる噂によって戦争を行うこともできない。単純に、ソレイマニ司令官が殺されても戦争をしなかったのに、核施設破壊の噂だけで全面戦争を行うというのもおかしい。しかし、同核施設は最高指導者ハメネイ師の肝いりで作られたところであり、当然に、何らかの形をつけなければならない。上記に、ゴドスが動いているかどうかを書いたのはそのことである。

今後、レバノンのヒズボラなどを使ってイスラエルへのテロ、または、イラク内のカダイブヒズボラを使ってのアメリカ軍基地への攻撃が行われると同時に、何らかの陰謀工作が行われることは容易に想像がつくものである。

アメリカやイスラエルはその対応によっては、ここ中東でも大きな戦争になる可能性があるのだ。