コロナで通勤や人間関係のストレスが軽減され喜んでいた人は多い
コロナの影響で、通勤や人間関係のストレスが軽減され、喜んでいた人は多いと思います。
会社員であれば、混雑した電車に乗らなくて済むし、嫌いな上司に合わなくて良いし、飲み会に誘われることもありません。給料はきちんともらえて、国から10万円のお小遣いが支給され、家にいれば感染のリスクもありません。幼稚園児を持つ主婦なら、苦手なママ友に合わなくて済むし、お茶会に誘われることもありません。同級生と気が合わないとか、学校が嫌いだという子供なら、休校はありがたいです。こんな「ハッピーな状況」は、歓迎すべきだし、いつまでも続いてほしい。そんな風に本気で思っている人は、国内に約3,000万人はいる気がします。
私は通勤もなく、人間関係のストレスもありませんが、今の状況を喜んでいるところもあります。都心部の混雑が緩和され、人が少なくなったからです。家の近所には結婚式場が数多くあり、毎週のように「田舎者」がやってきます。お酒に酔って集団で騒いだりして、下品な振る舞いが目立ちます。それがコロナの影響で、全て中止や延期になりました。閑静な住宅街の静けさは、こうして保たれるのです。
人気のある飲食店やスポットには、以前であれば中国人観光客が、列をなしていました。それがいなくなったので、かなり入りやすくなります。東京の繁華街にいる人のうち、東京以外から来た人の割合は、全体の「48%」だそうです。つまり、都内にいる人のうち、二人に一人は東京以外から来た人です。東京の混雑というのは、元々の人口が多いことに加え、他から人がたくさんやって来ることが、その原因なのです。コロナ騒動が収束しない限り、都内の人出は半分に減ったままです。まさしくこんな状況を、待ち望んでいたのです。
というように、物事というのは、見方を変えると違う景色が見えてきます。一方向から見ているだけでは、これは見えてきません。広い視野で見ることによって、思考の幅も広がるのです。