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自家消費であることの意味

2020.07.12 01:01

世は挙って"自家消費"礼賛の様相を呈してきておりますが、実際に" 自家消費"がなんでいいのかって、あまり議論されませんよね?

今日はちょっとだけ語らせていただきます(笑)

従来は全量売電とか余剰売電とかがメインで、FITで言えば10kW未満が余剰売電、10kW以上が全量売電(詳しく言うと余剰売電も選択出来ますが…)という括りのものでした。

ところがFIT制度が改革され、殆どのジャンルで純粋な全量売電モデルが淘汰され、ごく一部(50〜250kWのジャンル)を除いてはほぼ余剰売電、然も自家消費比率30%以上、且つ、自立コンセントなどの設置義務が生じることになりました。

それによって半ば強制的(笑)に自家消費の道へと誘われて来た訳ですが、うっかり見落としてはいけないことに、そもそも全量や余剰よりも自家消費の方がそれはもう沢山のメリットがあることを知っていますか?

経済的な観点から見てとても大きな経済メリットも、取引先との関係性を優位に進めることが出来る取引メリットも、ネットやSNSを利用して自社の優位性や環境構築志向をアピール出来る環境・広告メリットもありますし、バンカブルメリットも補助金・税制優遇メリットもあり、それこそ枚挙に暇がありません\(^o^)/

これを知らずして"自家消費"ではなく、これを知って"自家消費"であることが出来れば、事業者様にとっても販売店様にとっても、EPC様にとっても選択の幅か広がり、お客様からの要求にも柔軟に対応が可能となります。

例えば"蓄電池"。

どうして貯められて、どうして引き出せる(放電する)のか、その原理を知っているだけで広がりが出ます。

リチウムイオンセルの種類や選択によって、その特性も大きく違って参ります。

負荷容量(支えたい電気機器の容量)と蓄電池の容量と再エネの容量にも細やかな関連性があります。

こうしたコンサルティングのお仕事もしてますから、何なりとご質問ください\(^o^)/