日用品にお金をかけるならタオルとグラス
「日用品にお金をかけるなら、何を買えば良いですか?」と、お金持ちに憧れるという人に聞かれました。おすすめは、タオルとグラスです。
タオルというのは、直接、肌に触れるものです。その質が良ければ、生活の質も上がります。しかもそんなに高くありません。毎日使うものなので、日数で割ると割安です。だからこそ、良いものを使うべきです。
私の家のタオルは、基本的にテネリータか今治タオルです。ドバイの7つ星ホテルで使われている、高級タオルも使っています。バスタオルは5,000円以上します。寝具のタオルケットも1万円以上でした。それを何年も丁寧に使い続けているので、全く高いとは思いません。むしろ「安すぎる」と思っています。
友達に子供が産まれたら、今治タオルをプレゼントすると、あらかじめ決めています。表参道のお店にしか置いてない、本当にふわふわのタオルがあるのです。それを人数分買って渡します。そんなに高くはありませんが、とにかく喜ばれます。
グラスも高いものが良いです。出来れば割れやすいものを、最初は選びましょう。そういうものを使うと、必然的に丁寧に扱うようになります。そこで「所作」が身につくのです。ドンと置いたり、雑に洗ったりしなくなります。小指を添えて置いたり、キレイに洗うようになります。この効果が大きいのです。
実家から持ってきたグラスや盃は、全て日本製の高価なものです。適当に選んだのですが、後から聞いたら、高いものから順だったそうです。我が家の家訓は「日常品にはお金をかけなさい」でした。それを今でも守っているのです。
お金持ちは、持っているモノよりも、所作を気にします。モノはお金で買えますが、所作は染み付いているので、直すのに時間がかかるからです。どれだけ高価な時計をしていても、所作が乱雑だと安者に見えます。そこで「バレる」のです。そうならない為にも、せめてタオルとグラスぐらいは、良いものを使いましょう。あなたの人生において、きっとプラスになりますよ。