♢美容と健康には欠かせないの「トマト」♢
♢美容と健康には欠かせないの「トマト」♢
夏野菜の代表といえるトマトは、生で食べても加熱調理してもおいしく食べられる。まさに野菜の中心的存在ですよね。
その他にもトマトは低カロリーであるのに加え、ビタミンや食物繊維、身体に良いリコピンなどが多く含まれ、中性脂肪やコレステロールを下げる効果を期待できます。
♢トマトの赤色はリコピンの赤♢
近年注目されているリコピンは、健康を守る効果も期待される優れた成分です。
このリコピンの抗酸化力はビタミンEの100倍もあるという報告もあり、健康に良い影響が期待されます。リコピンは熱に強く油に溶けやすい性質があり、トマトの実より皮や種子に多く含まれています。
β-カロテン・ビタミンC・ビタミンE
β-カロテンやビタミンC・Eは抗酸化作用が高いことで知られています。
特に、リコピンと同様に抗酸化作用が高く、熱に強いβ-カロテンは、体内でビタミンAに変わるため、肌にもよいとされています。
トマトの品種は大きくトマトとプチトマトに分けられますが、サイズだけではなく栄養にも違いがあります。
桃太郎種のトマト
通常のトマトはリコピン、β-カロテン、ビタミンC・ビタミンE、カリウムなどを含んでいます。
プチトマト
β-カロテンは通常のトマト100g(大きめのトマトであれば半玉程度)に540μg含まれているのに対して、プチトマト(中ぐらいのサイズで7個程度)は960μgも含まれています。そのほかの栄養素でも、葉酸は約1.5倍、ビタミンCは約2倍含まれています。
実は…同じ量を食べるのであればミニトマトの方が栄養を多くとれると言えるでしょう。
トマトは種を切ると筋肉を構成するためにも必要とされるアミノ酸が8割り損してしまいます。
トマトを切る時うまく切れずにゼリー部分の水分や種が流れ出てしまう事があると思います。
また料理が水っぽくなるのを気にして種をとったり皮をむいたりする場合もありますがそれでは美味しさも栄養素ももったいないです。
旨み以外にも疲労回復や内臓のエネルギーとなる成分も半分以下になってしまうことも……。
この流出を抑えるためには「ゼリー部分を潰さないように切る」がお約束です。
トマトのヘタの部分を下にしておしりの部分に白い線を探してください。その線を避けて切るようにしてもらえると栄養素が逃げにくい切り方が出来ます。
「トマトは摂取時間で吸収率が変わる野菜」
栄養成分は体内のリズムによって消化吸収される量が変化する事があります。
トマトの場合ベストなのは朝です。トマトのリコピンは朝の吸収率が最大になります。
〇良いトマトの選び方〇
・重みで選ぶ→トマトはしっかり詰まっているものが糖度も高くジューシーです。
購入時は手に取ってみて重みを感じられるか確認してみてください。
・皮のハリで選ぶ→赤色が濃く均一に色づいているトマトは、太陽をたっぷり浴びてよく熟しています。
トマトは熟しすぎるとやわらかくなり、甘みがなくなっていくので、皮にハリがあるかも確認しましょう。
・ヘタやガクの色で選ぶ→トマトは実ではなく、ヘタやガクから水分が蒸発します。
ヘタやガクがしなったり黒くなったりしているトマトは、鮮度が落ちている可能性が高いと言えます。良いトマトを選ぶなら、ヘタやガクをcheck!!!!!!
⚪︎ 旬と食べ頃を意識してみよう
トマトは価格も手頃で、1年中買うことができる上に、リコピンやβ-カロテンといった抗酸化作用のある栄養素を含んでいます。
ただし、トマトは「旬」と「食べごろ」が異なるのを知っていましたか?
実は美味しく食べれる時期は夏ではなく春と秋に糖分は高くなります。
南米が原産のトマトは、高温多湿に弱い野菜です。そのため、7~8月のトマトは、一般的に価格は低めですが味は劣る傾向にあります。
トマトが「食べごろ」になるのは、湿度が低い春と秋になります。この時期のトマトは、栄養価も高いとされています。サラダなどの生食でトマト本来の味を楽しむなら「食べごろ」を意識して選びましょう。
△保存方法△
トマトは常温や冷蔵保存なら約1週間~10日、冷凍保存であれば1ヶ月程度日持ちします。保存方法を上手に使い分けて、栄養たっぷりのトマトを毎日の食事に取り入れてみてください。
まとめ
トマトの旬や種類、栄養を逃がさない食べ方を覚えて、トマトの持つ赤色の栄養素で食卓に彩りを添えてみてください。