雨続き
毎日雨続き。時々現れる晴れ間にささっと洗濯物を干すのが重要。
春に植えたあれこれが順調に育っている。
(いや、細ねぎは枯れたな。土に還ってネクストステージへいけよ。)
ミニトマトは朝にもいで食べるのが最近の楽しみだ。
昔からとてつもなく梅雨のどんよりした雰囲気が苦手なのだけれど、
植物を育ててみると雨の日はぐんぐん育つのが面白くて、梅雨の鬱憤も少し紛れるようになった。
青トウガラシは辛くないので、丸ごとグリルして食べている。シシトウのような感じで。
スーパーで買って食べても普通に美味しい。産直で買ったらもっと美味しい。近所の人や友達が作ったものは格別に美味しい。しかし、なにより自分で育てたものを食べるのはピカイチで嬉しい。
そんなことを思うとすぐに、いやいやちょっとやってみたくらいで農家にそんなこと言ったら舐めるなと笑われるよと頭の中で囁き声が聞こえ出すのだけれど、この考え癖を辞めないといけないのだと思う。
畑でも、絵でも、なんでも、なにかしらのサービスを受けることがそうなのだと思うけど「プロ」や「アマチュア」という言葉に翻弄されすぎると、勝手に断絶して、自ら考えることや手を動かすこと、表現することを放棄してしまっていたことが多かったなと思う。
もちろん各界の職人さんたちにはものすごく敬意を持ってるし、むしろラブだし、すべてのことを1人では到底できない。誰かに頼るところは頼りながらも、依存しすぎず表現することを少しずつ自分の手に取り戻していきたい。こどもの時はやっていた。
「のど自慢」に出る素人の歌はめっちゃ下手くそやし、キンコンカンコン鳴らされてる人もしれてるんやけど、最近は観てるとなんかものすごく胸に響いて、泣きそうになったりすることもあるんよな。
菜園については、最近ますます始めている人も多いし、いろんなところで語られていることかもしれないけれど実感したので書き留めておく。
サービスと表現を並べるには、もうちょっと説明が必要かな、畑を表現とするのもなんかちょっと言葉足らずの違和感があるな。今日はタイムリミットなので、また気がついたらこんにちは小豆島で考えを更新していきます。
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その船マガジン、少しずつ読みものが増えています。寄稿者の方たちの日々の観察がじわりじわりと沁みてとてもいいです。
坊野 美絵