理容ナガサワの感染症対策について
観察
1消毒法
感染防止を徹底する為に、
既存の消毒法に加え(強化)。
共用部(ドアノブや待ち合い椅子、
理容椅子や共用の用具)などの
リスク評価と除染消毒。
2 ソーシャルディスタンス(3密対策)
空間(社会的距離2m)を平方・立方に直し、
店内に同時にいていい人数を算出しました。
時間(予約制でお客様のご来店時間を分散)
媒介(施術中の人の入れ替わり)について、
制限をかけています。
お客様に大変ご不便をおかけしています。<m(__)m>
考察①
1 消毒法
(1)マスクの着用
飛沫感染予防のため、マスクをつけて施術させて頂いています。
(2)手洗い消毒
手洗い・アルコール消毒を徹底させて頂いています。
(3)使用器具、タオル・布などの除菌・消毒
煮沸・エタノール・逆性石鹸(塩化ベンザルコニウム)
紫外線消毒を徹底しています。
タオルスチィーマーです。↓
エタノールです。↓ ピンク色してます。
オスバンと言って、塩化ベンザルコニウムです。↓
紫外線消毒器です。↓
カットクロスや剃り布、タオルなど、
お客様毎に交換させて頂いています。
(アタックやハイターで洗濯・乾燥)
(4)共用部の除染消毒
主にエタノール・逆性石鹸
拭いているとはいえ、良く触るところですので、
ビニール袋をかけて、お客様毎に交換。
これからの課題と言うのか、
海外の理美容師さんの映像を見ると、
手袋をして施術していました。
今時、素手は日本の理美容室ぐらいか?
備考)
石鹸と逆性石鹸の違い
一般に汚れと言われる物の殆どは、
その表面がマイナス荷電に成っています。
普通の石鹸【Na】は、+荷電なので、
付着し汚れを除去
洗浄、除菌と言う性格が強いです。
ところがウィルスの表面を覆う殻と言うのか、
その表面の油脂は+荷電。
逆性石鹸は普通の石鹸とは逆に、
【Cl】のマイナス荷電なので、
付着して殻を壊すらしいです。
プラスとマイナスの違い、逆なので、
逆性石鹸と言われているらしいです。
認識間違ってるかな…汗”
考察②
2 ソーシャルディスタンス(3密対策)
(1) 定期的な換気(密閉対策)
1時間毎やお客様がご退店前や後に、
一方向換気(ほぼ外の窓を開けている時間が殆ど)
特にお客様がいる間は、
二方向換気(外窓の解放と換気扇の稼働)を
させて頂いています。
冷暖房費が怖いです…
(2) 空間(密集対策)
空間(社会的距離2m)を平方・立方に直し、
店内に同時にいていい人数を算出しました。
①施術椅子(理容椅子)が
店内に3席あるのですけれど、
真ん中の椅子を使わない事で、
2メートルの距離を確保
(現在は真ん中の一席のみ使用)
②これを平方で考えると、
一人1メートルの場合、、1×1で1㎡
これだと余りにも狭い様な気がするので、
大きな数字の方で算出した方が安全だと思い、
一人2メートルの場合、2×2で4㎡を算出!
理容ナガサワの場合、総面積は23.6㎡
23.6㎡÷4=5.9 約6人ですが、
安全策で4人で線を引きました。
と言うのは、
③立方にして考えてみた場合、
良くテレビとかで言っている社会的距離と言うのは、
何も無い空間での必要な広さだと思うので、
店内には什器や器具など、様々なものが置いてあり、
店舗内の容積の何割か取られている事を鑑みれば、
(多めに見積もって3分の1)
6人を残り3分の2で計算しても、
やはり4人までが同時に店内にいていい人数
かなと考え、線引きをさせて頂きました。
(3) 時間(密集対策)
(予約制でお客様のご来店時間を分散)
髪を切る人間(理容師)が二人いるのですが、
同じ時間に予約を入れない事にしました。
母に切られたいお客様もいれば、
長澤剛に切られたいと思って下さるお客様もいます。
電話でのご予約が無くても、
直ぐにできる場合もあります。
突然のご来店の場合、
条件がかなり厳しいです。
店内に4人以上同時にいない状態で、
髪を切るご希望の理容師が重なってない場合
尚且つ次のご予約のお客様と施術時間が重ならない場合、
二人目のお客様として、
すぐにカットなどに取り掛からせて頂けます。
でも大半の場合、
この制限(縛り)に引っかかってしまう為、
昔ならできた事なのに、・・・>
お客様にはご不便をおかけするばかりで、
大変申し訳ないです。
推察
昔のやり方ならば、
カットやお顔剃り、シャンプーやその他の事などの、
施術時間の組み合わせや入れ替えなどを駆使すれば、
同時にできた事でもあるのですけれど、
それは媒介行為です。
この感染症が報道される様になった時、
豪華客船へ検査に行った検査官も感染したとか何とか…
多分、専用の防護服を身に着けていったと思いますが、
無意識に何かに触れたと、どこかに触れたとか。…
さらに自分の顔?にさわってしまった?とか・・・
定かではない情報が元ではありますけれど、
(間違ってたらすみません)
医療従事者様たちの格好を見て考えれば、
仮に無症状(キャリア)の人が来た場合とかでも、
それなりの防護と言うのか、
「遮断」をしないといけない事は、
想像に難くありません!
お店の生産性は半分以下に成りましたけれど、
入れ替わるたびに、手洗いや服のアルコール噴霧消毒を
常時やり続ける自信がありません。
それ故に、媒介(施術中の人の入れ替わり)について、
制限を掛けなければ、危険と判断しました。
洞察
新しい生活習慣なんて言葉も、
もう浸透しつつあるのかなと思いもします。
けれど、やっぱりまだ、
新しいやり方に馴染み切っていない様な…
これで「完璧な感染対策です」とも
言い切れませんけれど、
何かあってからでは遅いですので、
馴染めるように努めなければ、・・・
殊、理容ナガサワに於いては、2月ごろより
他業種のガイドラインやネットやテレビ情報を聞き、
自主規制の店舗ルールを敷いてこさせて頂きました。
お客様の温かいご理解も賜れたお陰?もありまして、
恙なく、今も営業をさせて頂いております。
本当に本当に、
ありがとうございます。
ps
何となくなのですけれど、同業他社の営業システムも、
ネット情報を見る限りではありますけれど、業界内で
コンセンサスの形成が出来上がりつつある様な気がします。
一社だけ特殊な事に取り組んでいない状態
多くの他の床屋さんも頑張ってるんだなぁ…
新しい生活習慣の一環と言うのか、
早く馴染んで、それが普通と言うのか、
何も感じなくなる位に成れればいいな…
とは言え、お店の自主ルールでしかありませんけれど、
お客様には、大変なご不便をおかけしてしまい、
誠に申し訳ありません。
これからも理容ナガサワを
宜しくお願い致します。<m(__)m>
令和2年7月14日 中年理容師51歳 長澤剛