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前向き抱っこのメリット、デメリット&注意点

2020.08.28 01:10

最近、多くの抱っこ紐メーカーさんの商品の表記を見てみると、前向き抱っこOKとよく見かけますね。前向きはどのような抱き方でしょうか?いつからできますか?または前向きがあまりよくないという意見もあり、その点も解説しようと思いました。

前向き抱っことは、赤ちゃんが親の方(対面抱き)ではなく、親と同じ方向、所謂進行方向に向かせて抱っこすることです。

前向き抱っこは世界に興味を示し始める赤ちゃんに色々見せよう、楽しませようという考えで生まれたのでしょう。大体3-4か月頃、赤ちゃんの視力が良くなり、自分の身の回りに起きていることに興味を示すようになります。赤ちゃんは必死になって周りを見ようとするため、親はお子さんにより広く世界を見せたい気持ちになります。

しかし、海外では前向き抱っこは勧められていません。この抱き方はなぜよくないのでしょうか。

このため、多くのコンサルタントが前向きだっこをお勧めしません。


最近、多くのメーカーさんもこれらの点を意識するようになりました。前向きがokというエルゴベービーも前向き抱っこの時間を20-30分程度にするように注意を呼び掛けています。*

前向き抱っこをどうしてもやりたい、やってみたい方のため、注意点も記載しようと思いました。

前向き抱っこは親の判断で行うことです。**


では、興味津々の赤ちゃんに、どのように世界を見せればいいですか。

赤ちゃんが周囲の世界に興味を持ったら、そこは赤ちゃんの月齢、発達にあったおんぶや腰抱っこの出番です。

おんぶの場合は、赤ちゃんは親の肩の上から周囲の環境が見えます。腰だっこの際は、赤ちゃんが好きな方向に向くことができ、自分の目の前に世界が広がるように見えます。


資料

Kirkilionis, Evelin: A Baby wants to be carried, 2014.

Nine Reasons Not to Carry Your Baby Facing Out, bobafamily.com

*https://ergobaby.co.uk/blog/explore-the-world-with-baby-facing-out/

**こちらとしてはお勧めしない抱き方です。