逆指値取引の実例
私の自動売買ソフト「わな仕掛けます」には、通常のループイフダンのような通常取引の他に、
「逆指値取引」なる取引が出来るようになっています。と以前ブログを書きました。
昨日すごくいい見本があったので、また説明させて下さい。
私は逆指値取引の説明をこんな風にしています。
「ワナをあらかじめ仕掛けておくのが、通常取引のワナですが、
逆指値取引は、含み損を減らすために、最初からワナは仕掛けずに、
仕掛けたいワナの先にセンサーをつけておいて、
相場がセンサーを通過したら、後からワナが発生する仕組みです。」
と言っています。
下のような図も作ったのですが、ほとんど方が最初は分かってくれません・・・
次の写真は、7月13日のアメリカの株式指数SP500のチャートです。
黄色の丸の部分のように下落しました。通常取引ならば含み損が心配になります。
含み損の金額は・・・
7から8ポジション分下落したのに、
含み損は1ポジションのみ。約8000円だけです。
通常取引ならば、約35000円の含み損が発生する可能性があった取引ですが、
下落が急だったので、センサーを通過した後に出てきたポジションを1つも拾わず、一番上の約8000円のポジションのみで済んでいます。
この逆指値取引は、小予算や、動きがすごく激しい相場を取引する時に、とても役に立ちます。
しかし、この逆指値取引、上の図を見ると完璧なシステムに見えますが、小幅のレンジ相場の時などに弱点があります。
弱点1。小さいレンジ相場の時に通常取引だと利益になる時でも、
逆指値取引ではセンサーに触れずに反転して、利益が出せない時があります。
弱点2。下落トレンドでも、上下に激しくぶれながら下落する時がありますよね。
そんな時に、センサーに触れてポジションが発生後、少し反転してポジションを捕まえた後に、再度下落していく時です。
そんな時は逆指値取引をしているのに、通常取引と同じ数のポジションを持つ時があります。
なので、逆指値取引をしていれば絶対安心とは言えません。